紫耀side 相談 ページ40
個室のある店を予約して、
潤君が来るのを待つ。
俺の友達の話だって事で、
相談してみようかな。
そんな事を思いながら待っているとドアが開いて、
潤君が入って来た。
松本「おー、お疲れー。」
紫耀「お疲れ様です！」
松本「待った？ごめんねー」
紫耀「いえ！」
松本「声デカ。笑」
紫耀「あっ、すみません！」
松本「まっ、いいけど。個室だし。笑」
それからお酒と料理を頼んで、
少し仕事の話をさせてもらって、
潤君の話も聞かせてもらった。
少し経ってから、
松本「で？今日俺誘ったのって、何か話しあんでしょ？何？」
紫耀「あっ、はい。あの、実は相談がありまして…」
松本「いいよ。話してよ。」
紫耀「ありがとうございます。あ、あのこれは、俺の友達の話なんですけど…」
松本「うん。」
紫耀「えっとですね、その友達には、ものすごく、ものすごーく大好きな彼女がいましてー。」
Aの事を思いながら話す。
松本「うん。笑」
紫耀「で、その、何ていうのか、彼女の事が好きすぎて、ちょっと今、少し上手くいってないらしいんですよね…。そうなんです…なんでなんでしょう？もう、どうしたらいいんでしょうかね？」
松本「うん。で？何で上手くいってないと思うの？笑」
紫耀「何か…、何か…。えっと、色々ありすぎて１つではなくてですね…。」
松本「初めは何だったの？いつから？」
うーん。
目を瞑って、
Aの事を思いながら話す。
紫耀「いつからと言うなら、付き合う前からなんですよね…。俺がとにかく好きで好きで、やっと付き合う事が出来て、あっ、ちゃんと両想いなんですけど、でも彼女は、不思議な人で。未だに掴めない所があって、まぁそれが魅力なんですけど。でも、それが今は憎いって言うか…。」
松本「まぁ要するに、紫耀はその大好きな彼女の愛がもっと欲しいって話しね。笑」
紫耀「はい…。ん？いや、違いますから！友達の話しですから。やめて下さいよー。」
あっぶねー。
思わずうんって言っちゃったよ。
松本「いや、もうそれいいから。お前の話しだって、すぐに分かってたから。」
さすが潤君。
バレてたか…
もう、いいか。
バレたなら、
相談し易いしな。
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2019年11月24日 0時
