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携帯を開くと、紫耀君からLINEが入ってた。
今も好きですって…。本当に凄いな。今の若い子ってこうなの？でも、嬉しくて頬が緩んでしまう。
23時頃電話しますとLINEを返して、うん帰宅後は明日の台詞を頭に入れて、お風呂に入って、寝るだけにして紫耀君に電話した。
紫耀「あっ、電話掛かってきたー。もしもし。」
A「Aです。」
紫耀「はい！待ってました。」
A「ごめんね遅くに…。」
紫耀「いえいえ。そんな。待ってる時間も幸せですから気にしないでください。」
A「ありがとう」
紫耀「撮影始まったんですよね？お疲れ様でした。どうでしたか？」
A「初日だったから、確認作業が多かったんだけど、撮影もスムーズにすんだよ。何たって監督さんが出来る人だからね。」
紫耀「そうでしたか？良かったですね。あの…ちなみにトキメキのシーンってのは…ありましたか？」
A「トキメキのシーンって。笑」
紫耀「いやなんて言うか…」
A「そりゃあ恋愛ドラマだから、あるよ。」
紫耀「ですよね…。」
A「でも、演技だから。今は紫耀君の声にときめいてるんだけどなー。」
紫耀「マジ？って、あっすいません…つい。」
A「ねぇー。今みたいに普通に話して？敬語もやめて？」
紫耀「…いいの？…」
A「いいの。少し近づいた感じがする。」
紫耀「あかんって…Aさん…。ドキドキする」
A「私もドキドキしてる…。」
紫耀「……チョット失礼。…」
電話を置くと、大声で叫んでる。笑
A「大丈夫？笑」
紫耀「Aさん、もう俺はあなたの虜なんですから、そういうのは勘弁してください。」
A「フフッ」可愛い。
紫耀「あっ、話って？」
A「あー、話ってのはね。今日ね、撮影の合間に涼真君と話してる時間があって、その時にちょうど紫耀くんから電話が掛かって来て…。私の携帯の表示が見えたみたいで、涼真君に紫耀君ってバレちゃったの。その時って言うのが、言いにくいんだけど、涼真君に好きだって言われてた時で…。私好きになりそうな人がいるからってお断りしてた時だったんだ。でも、紫耀君の文字見て、まだ付き合ってないなら、俺にも頑張らせてと言われてね…。紫耀君の存在を涼真君だけ知ってるのはフェアじゃないから、紫耀君にも涼真君の事を伝えてくださいって言われたの。ごめんなさい。嫌な気分にさせたよね？携帯の事も気を付けます。」
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年8月16日 18時
