キミガシ…ヒエェン…【キミガシネ】 (ページ2)

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ー21ー未知の部屋へ〜♪ ページ2

リオside

扉をぶっ壊して、あたし達は部屋へ足を踏み出した。

『あやっぱちょっと待って』

ヒナコ｢へむ｣

急に立ち止まったせいで、

後ろにいたヒナコちゃんがぶつかった。

ヒナコ｢急に止まらないでよ…｣

『ごめぴごめぴ』

メグミ｢どうしたの？｣

『なんか罠とかあったら怖いなって思って…1人ずつ入らない？』

部屋に入った瞬間、網にかかったりとか

落とし穴に落ちたりとかしたら嫌じゃん？

メグミ｢そうね…確かに全員が罠に掛かるよりはいいかもね。そうしましょうか｣

『メグミさん物分りめっちゃいいの助かります。あたし先に入るけど、次誰入る？』

ヒナコ｢待って、最初に入るの確定なの？｣

えもしかしてヒナコちゃん心配してれてる？

うわぁまじかわいい。すき。

『みんなに危ない事はさせられないよ、それにあたしまじ最強だから』

ヒナコ｢さっきのを見たら説得力あるわね…｣

ソウ｢でも本当に大丈夫？もし何かあったりしたら…｣

『大丈夫ですよ！何かあってもすぐぶっ壊しますんで』

ソウ｢そ、そっか…｣

順番はあたし→メグミさん→ソウさん→ヒナコちゃん

の順番になった。まぁこの方がいいかも。

入口の方は見えるけど、奥の方はすごく暗い。

メグミ｢気をつけてね…何かあったらすぐ戻ってくるのよ｣

『はぁい、じゃ行ってきます』

ヒナコ｢行ってらっしゃい｣

そしてあたしは部屋の中へ足を踏み入れた。

部屋の中は暗く、ぶっ壊した壁穴から差し込む光だけが

唯一の明かりだった。まじスマホ欲しんだけど。

入った瞬間の罠はなかったし、ちょっと進んでみる。

あたしの足音が部屋中に響く。

少し進んで分かったのは、

この部屋は結構広くコンクリで出来た部屋だってこと。

進んだ限り、電源っぽいのは見つからなかった。

壁を伝って進むけどまだまだ先に続く。ひっろ。

メグミ｢リオちゃん、どう？｣

メグミさんの声がこだました。

扉のところでみんながこっち見てる。

あ、そっか。こっち暗いから見えないのか。

『罠はない感じでーす！入ってきても大丈夫です！』

メグミ｢分かったわ、じゃあ入るわね｣

ハイヒールの音が部屋に響く。

ハイヒール履きこなすメグミさんかっけ。

でも暗すぎて姿見えない。

ソウ｢…じゃ、じゃあボクも入ろうかな｣

控えめな足音が部屋に響く。はよこんかい。

ヒナコ｢…じゃ、私も入るわね｣

堂々と進む足音が響く。ヒナコちゃんかっけ。