もう少し…1 ページ10
家に帰ってくると母さんと父さんがテーブルに料理を並べていた。
「A、友也お帰り〜手を洗って席に座ってくれる?」母さんはそうニコニコしながら言い、またキッチンに入っていった。Aは『了解!』と答え洗面所に走っていった。Aの家は父親が銀行員で母親がパートをしているので普段から家に帰ってくるのが遅い。だから俺の家で夕飯を食べていることが多くAは俺の親や妹ととても仲がいい。なので近所のおばさんからは「真白さんちの友也くんいいわね〜あんなに可愛い彼女がいるなんて!」と言われているようだ。俺的にはAが彼女に見えるなんて願ったり叶ったりなんだよなぁ、まぁAは完全否定してるみたいだけど…やっぱり俺意識されてないのかな…みんなで夕食をとっている間もそんなことを考えていた。
『…もや…友也!友也ママの話聞いてた?』Aが俺の顔を覗き込んでそう言う。距離が近い…
「悪い、聞いてなかった!何だって?」俺がそう聞き返すと母さんがこう言った。
「Aが来てばっかりで悪いけど明日からお母さんとお父さん、温泉旅行にいってくるわね?その間は友也とAが2人だから仲良くしてね。」
は……?えっ!?待って待って、じゃあ母さん達が旅行にいってる間俺はAと2人きりって事か?
俺、生きていられるかな…
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姫鳥(プロフ) - 霜月奈夢さん» 申し訳ありませんでした。外しました。 (2017年5月31日 16時) (レス) id: 2ea9f750cd (このIDを非表示/違反報告)
霜月奈夢(プロフ) - 二次創作ですのでオリフラ外してください。違反報告されますよ。 (2017年5月30日 20時) (レス) id: 93625887de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫鳥 | 作成日時:2017年5月22日 14時