ずっと前から5 ページ21
私を抱きしめなかがらひなたは友也と日奈ちゃんが話してる方に向き直り叫んだ。
「友くーーーん!お探しの人はこの子かな?」私はひなたのあまりの空気の読めなさに絶句した。
『え?ちょっ!ひなた?持ち上げないでよ!?』そんな私をよそにひなたは、にひひと笑い友也に近づく。
「A?大丈夫かー…」さすがの友也もばつが悪いのかそう言うと私から目を逸らす。『あ、あんま大丈夫じゃない…おえ…吐きそうぅ、ひなたは運ぶの乱暴過ぎ!』私が地面にへばり込むと後ろから悲鳴と似たような苦痛な叫びが聞こえてくる。
「…なんで?なんでまたAちゃんなの?日奈が友也くんに告白してたのに…あんたはいつもそう!
なんで私の邪魔ばかりするの?そんなに私を苦しめて楽しい…!?楽しいんでしょ!?」私はだまってそれを聞くことしか出来ない。そして背中にするどい痛みが走る。『痛っ…!』日奈ちゃんは何回も何回も私の背中を叩いていた。周りも剣幕がすごくて近づけないみたいだ。「Aちゃん、痛い?痛いでしょ?でも私は小さい頃からあんたにこれ以上の痛みを受けてたの!わかる!?」日奈ちゃんはついに怒りが最高頂に達したのか私の頭の上に石を落とそうとする。
怖い、怖い怖い怖い怖い、逃げたい、逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい
そう思うが体が重くて逃げられない。呼吸するのも苦しい。
「Aちゃんなんて死んじゃえ…!」もうダメだ…そう思い目をつぶる。その時、
「やめろ!Aに何てことしようとするんだよ!」
友也の声がした。
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姫鳥(プロフ) - 霜月奈夢さん» 申し訳ありませんでした。外しました。 (2017年5月31日 16時) (レス) id: 2ea9f750cd (このIDを非表示/違反報告)
霜月奈夢(プロフ) - 二次創作ですのでオリフラ外してください。違反報告されますよ。 (2017年5月30日 20時) (レス) id: 93625887de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫鳥 | 作成日時:2017年5月22日 14時