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伝えるには?2 ページ15

〜Aside〜

友也と創ちゃんとお昼を食べ終わり店を出ると、まさかの人物が立っていた。

「あ〜友也くん!偶然だねっ♪卒業式以来じゃない?日奈、友也くんにあえてうれしい!」

…田長日奈(たながひな)ちゃん…小学校からの同級生で見ての通り友也のことが好きな女の子だ。
私と創ちゃんはぶっちゃけこの子のことを苦手に思っている。なんというか、強引でわがままなのだ。何の不自由もないお金持ちの家に生まれて、ほしいものは何でも買ってもらえるような環境で育った彼女は小学校3年生の時、それを理由にして仲間外れにされたりしていた。それを友也と私と創ちゃんが助けた形になる。その時慰めてくれたり遊んでくれたりした友也に恋をしてしまい、それからというもの友也に近づく女子をはぶったり、「私の友也くんなんだから近づかないで!」と泣いて大騒ぎになった。けど、鈍い友也は日奈ちゃんが友也の事を好きとも知らずケロッとしていた。6年生の時には友也と違うクラスになってしまったので友也と仲のいい創ちゃんと常に一緒に行動していて創ちゃんはその時の体験から女子が苦手になってしまい、そのせいで夢ノ咲学院に入学して最初の頃は私以外の女子と話す事が出来なくて女性のファンとの握手に慣れるのも大変だった。日奈ちゃんは私に友也が近くにいない時には常に「日奈の友也くんなんだからAちゃんは友也くんの事、好きになったらダメだからね!」そう耳にたこができるほど何回も繰り返し言っていた。

「あれっ?Aちゃんも友也くんと同じ学校なの?日奈も友也くんと同じ学校がよかったなぁ〜って、そこにいるの紫之くん?」

そう日奈ちゃんに聞かれた創ちゃんは泣きそうになりながら私の後ろに隠れる。やはりトラウマなのだろう。当の友也は「創〜?田長だぞ?別に知らない奴じゃないんだから怯えるなよ〜」創ちゃんの気も知らずのんきにそう言う。「と、友也くん…!分かってますけど…」私の制服の裾を掴む力が強くなってくる。なので私は、『あー創ちゃん調子悪いみたいだから私達先に帰ってるね?』創ちゃんに助け舟を出し、私もこれ以上友也が日奈ちゃんと仲良くしてるのを見たくなくて創ちゃんの手を取り走り始めていた。後ろから…
「お、おい!?A!?」友也が慌ててそう言った気がしたけど振り返らなかった。

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設定タグ:あんスタ , 真白友也 , 紫之創   
作品ジャンル:恋愛
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姫鳥(プロフ) - 霜月奈夢さん» 申し訳ありませんでした。外しました。 (2017年5月31日 16時) (レス) id: 2ea9f750cd (このIDを非表示/違反報告)
霜月奈夢(プロフ) - 二次創作ですのでオリフラ外してください。違反報告されますよ。 (2017年5月30日 20時) (レス) id: 93625887de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫鳥 | 作成日時:2017年5月22日 14時

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