ずっと前から【真白友也】 (ページ2)

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プロローグ2 ページ2

俺がリビングに行くともうAが朝食を食べていた。

「は…？なんでAが俺の家で飯食ってんの？」
母「あら、友也遅かったわね…Aに聞いてないの？」
「何を？」
『んぐ～言ってなかった！ひょもひゃ～〈ともや～〉』
「A何だ?せめて飯を飲みこんでから話せ！」
『あはは…ごめんごめん！実はね…お父さんの仕事の都合で引っ越すことになったんだけど行きたくなかったから私だけ友也の家でお世話になることになったんだ！』

ん？えぇぇぇぇぇぇ!?お世話になるってことは学校でも､家でもAと一緒にいられるってことか!?つーかそんな重要なことを言わずに俺の頬をぺちぺち叩きまくってたのかぁぁ！Aらしいけど…ヤバい俺の幸せ､今が絶頂かもしれない!!!

『友也？おーい？聞いてる？』
そう言われて我に返ると妹がギョッとした目で俺をみていた。父さんと母さんはAのことを気に入っているのでAを囲んで部屋はどうする､とか今日はパーティーね､とか２人してはしゃいでいる。Aは嬉しそうに笑っていた。その顔をしてれば可愛いんだからいつもそうしてたらいいのに。と思う。だが俺の前以外ではその笑顔を見せないでほしいなぁと思ったり、そんな事を思っていてふと時計をみる。するともう家をでないと行けない時間だった。
「おいっ！A！創待たせてんだろ！急ぐぞ!」
『へっ？わっ､やば!創ちゃん待たせてる！』
『「いってきます!!!」』
母､父､妹､「いってらっしゃい！」

家族に見送られ俺はAと２人で創と待ち合わせているところまで走った。