132 ページ12
.
医局のフライトテーブルから緋山先生のステッカーを外し、橘先生は私たちに言った。
橘「あぁーっ...考えても仕方ないか。悪い白石、石川も。帰りに見に行ってやってくれ」
白石「･･･ハイ。」
橘「どうした？」
白石「昼に、ちょっと...。」
橘「なに、喧嘩でもしたか？」
橘先生は、私たちの“大人気ない”言い合いの話をゆっくりと聞いてくれた。
「でも、緋山先生の言ってることもわかるような気がして。
それで参っちゃってる私も私なんですけどね」
白石「私も、思うんです。緋山先生や藍沢先生の方がリーダーに向いてるんじゃないかって。」
確かに、藍沢先生や緋山先生の方が頼りがいがある。
決断力もあって、いつまで経っても決められない私や白石先生とは大違いで。
橘「ここだけの話な、俺も迷った。お前達の誰をスタッフリーダにしようか。迷って緋山に相談した。
...そしたらなぁ、アイツが言うんだよ。
“白石以外に居ないじゃないですかぁ” って。」
その時 橘先生から聞かされた緋山先生の本音には私もびっくりした。
彼女が、私たちのことを、白石先生のことをここまで考えていたなんて、あまり思っていなかった。
橘「本当は、石川もサブリーダーに押してきたんだ、緋山。
でもお前は神奈川に居たからなぁ。」
「自分勝手で...ごめんなさい。」
橘「いやいや、そういうことを言っているんじゃないよ。
...とにかく、そういう事だから。」
私と白石先生は、緋山先生の居る病室へと急いだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいか(プロフ) - 続きが少し気になるので、更新頑張ってください！！！ (2017年9月6日 7時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ひなたさん» こんばんは！大正解です＼(^o^)／NEWS好きなのでこの曲にしました♪これからも宜しくお願いします！ (2017年9月4日 22時) (レス) id: b808059075 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - こんばんは！こ、これは！ UR notaloneじゃないですか！> <なんだか気分が嬉しい気持ちです！！お話も楽しませてもらっています！頑張ってください！！ (2017年9月4日 21時) (レス) id: be1d3ffffe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なつ
| 作成日時：2017年9月4日 20時
