その２ ページ42
日は登ってきたとはいえ、まだ暗いこの時間帯。菫はただ静かに自宅の近くを歩き回っていた。
少しぼーっとしながら、早朝からマラソンをしている元気な老夫婦に挨拶したりと、なんだかんだ言ってこの時間を満喫している菫であった。
………だが、そんな平和な時間も長くは続かない。
それは菫が表参道より更にひとけのない路地裏で散歩を始めたのが発端だった。
「……うわ、ちょっとお前大丈夫か?」
菫は壁にもたれかかっている、今にも倒れそうな青年を発見。生憎顔は包帯で隠れていて、顔色等は見れなかった。だが菫が青年に声をかけると、彼は反応した。
?「……もしかして、俺に喋ってるの?」
「お前以外に誰がいんだよ。傷だらけじゃねーか、なんでこんなとこにいんだよ」
そう言いながら菫は青年の傷ついた腕や血、破れた服等を見て心配する。
?「これくらい全然平気だヨ。お姉さんこそ、こんな早朝にどうしたの?」
「徹夜明けの仕事ずっとやってたら寝れなくなったんだよ……つーか私の事はどうでもいいよ。それよりお前………
……ん?
……これ、返り血だな。オイ。」
一見この青年が一方的にやられた様に見えるが、実際よくみると傷口と血の跡の場所があっていない。
それどころか、青年の服にこびりついた血はほとんど返り血で、当の青年は軽傷だった。
その３→←第八訓 敵を友達にしたっていいじゃない、人間だもの。
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勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» Suzupattyo様、無事エラーを見つけることができました！見落としてましたね、本当に申し訳ございません。ご指摘ありがとうございました！ (2021年1月29日 6時) (
レス) id: 129f1d665e (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» おっと、見落としてましたか！大変失礼しました、どこのページが教えていただけませんでしょうか？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
suzupattyo(プロフ) - スーって変えられないですか？？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: f486038d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2019年7月22日 4時
