その４ ページ37
「あー……そういう事だったんだな。」
自慢の紅茶を啜りながら、菫は神楽の話に相槌を打っていた。
聞けば彼女は昼に銀時と仕事の事で軽い喧嘩になり、それがエスカレートして最終的に『そんなに嫌なら出ていけ!』と怒鳴られたきり、帰らなかったらしい。
神楽「だって、せっかく久しぶりに来た依頼なのになんで断るアルか!?全然意味がわかんないアル!!後で聞いたら別に断る内容でもなかったヨ!!」
「……どんな内容だったんだ?」
神楽の言葉に、菫は少し引っかかった。
神楽「え……確か、人探しの内容だったヨ。なんか、その依頼人の彼女を探してほしいっていう内容だったネ…」
………彼女を探してほしい??
「なぁ、神楽ちゃん。そいつはどんな男だったんだ…?」
神楽「なんかメガネかけて汗かいたチビデブだったヨ、依頼してる時もずっとこっちの方息切らしながら見てたネ。」
「………神楽ちゃん。それは銀時に感謝しないと」
神楽「えーなんで、なんでアルかー?!」
ねーねー、と此方を見ながら菫の意識を自分の方に移そうとする神楽。だが菫は溜息をつくと、予めもらっていた名刺の番号を使って万事屋に電話した。
ｶﾞﾁｬｯ
銀時『……オイ、何時に電話してると思ってんだよコノヤロー。今は閉店してるっつーの!!』
夜に邪魔されて怒っているのか、銀時が相手も知らずに苛ついたまま電話に出る。
「よう、お前んとこの可愛い娘さんがここに居るんだけど。とりあえず今帰しに行くかｒ……」
神楽「いやアル、菫ネキのとこに泊まるアル〜ッ!!!」
帰しに行く、と聞いて神楽は嫌だったのか、菫から受話器を取ろうとして駄々をこねた。
銀時『あーもうなんなんだよ人に迷惑かけねーと気が済まねーのか、神楽!!菫、ごめんなこんな夜中に!』
「ううん、いやまさかその言葉を銀時の口から聞けると思わなかったわ。」 (※第六訓参照)
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勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» Suzupattyo様、無事エラーを見つけることができました！見落としてましたね、本当に申し訳ございません。ご指摘ありがとうございました！ (2021年1月29日 6時) (
レス) id: 129f1d665e (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» おっと、見落としてましたか！大変失礼しました、どこのページが教えていただけませんでしょうか？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
suzupattyo(プロフ) - スーって変えられないですか？？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: f486038d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2019年7月22日 4時
