その３ ページ36
あの後も桂に連れ回され、やっと解放された夕方には既にクタクタになっていた菫。歩きすぎて重くなった足を引きずりながら、自宅へと戻っていく。
そして今日の営業が終わり、店を閉じて帰る支度をしていた下の立花さんに挨拶をすると、そのまま階段を上がっていった。
もう風呂に入ってさっさと寝よう、明日もきっとクソジジィの仕事が溜まってんだし。
そう思いながら、菫はそのまま行って扉を開けようとした。
だが、そこには……
「………神楽ちゃん?」
いつからここに居たのかと焦りながら菫が静かに子供らしくよだれを垂らして眠りかけていた神楽の肩を優しく叩くと、彼女は目を覚ました。
神楽「あ……菫ネキ……」
「オイオイなんでこんなとこに居んだ、さっさと銀時んとこに帰りな。ほら、今から連れてってやるか……
……ら………??」
神楽「……いやアル………」
今日は送るからまた後日おいで、と言いかけた菫だが、急に抱きついてきた神楽にそれは遮られた。そして彼女の言葉に、菫は戸惑った。
だが、嫌がるという事はきっと何かあったのだろう。菫は何かを察すると、神楽を抱っこしながら自宅の扉の鍵を開けた。
「……話なら聞くよ、とりあえず中に入るか?」
そう聞くと、神楽は頷いた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» Suzupattyo様、無事エラーを見つけることができました！見落としてましたね、本当に申し訳ございません。ご指摘ありがとうございました！ (2021年1月29日 6時) (
レス) id: 129f1d665e (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» おっと、見落としてましたか！大変失礼しました、どこのページが教えていただけませんでしょうか？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
suzupattyo(プロフ) - スーって変えられないですか？？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: f486038d7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：勇者の人 | 作成日時：2019年7月22日 4時
