その１９ ページ26
〜屯所にて
近藤「しかしどうしたんだろうな、菫ちゃん……あんなにキレてるの、初めて見た……」
騒ぎも静まり、夜も更けてきた時刻……自室に居た近藤は、沖田と今日起きた出来事に関して喋っていた。
すると沖田は、未だに何かが引っかかっていた辛そうな顔で、口を開いた。
沖田「………近藤さん……姉さんは、菫姉さんはホントはあんな人じゃないですぜ…
…俺にアドバイスをしてくれたり、優しくしてくれる、アンタみたいにお人好しでいい人でさァ。
だから、きっと姉さんにも何かしらの理由があって……」
近藤「あぁ、そんな事はわかっているさ。
だが、なんだろうな………なんだか、今日の菫ちゃんは菫ちゃんじゃないみたいで………」
沖田「………それは俺も思いました。だって彼女、思い出したかの様に自分の言葉に無理矢理敬語つけてたし……」
うーむ、と考え込む近藤。そしてその裏で、土方と菫姿の銀時は静かに聞き耳を立てていた。
土方「ほら見ろ、ちゃんとフジを演じねェからこうなるんだ。
俺の時はまだ口調が同じだったからいいものの、フジはお前と違ってTPOがしっかりしてて、その分喋り方を相手によって変えてんだよ。」
銀時「は?んだよTPOって。『(T)とっても(P)ポップな(O)お洗濯』なら俺もできるけど」
土方「つまりそんなことを言うテメーみてェな常識の無い馬鹿の為にあるマナーの事を意味すんだよ」
銀時「んだとやるかゴラ!!!」
土方「だから毎回毎回うるせェんだよテメーは!!!マジで口縫い合わすぞ!!」
銀時「もういい加減にして下さいよツナさん、そろそろ前髪燃やすぞ」
土方「そういう時だけ長官補佐様のツラみせんなよ!!!つか完璧にあの恐ろしさ再現できてるし!!」
ああ怖ッ!!と言いながら青ざめる土方。しばらくして、二人は落ち着いたのか溜息をつく。
そして事を進ませるかの様に、銀時は口を開いた。
銀時「で?
どうする?ここで俺達同様、聞き耳立ててた女の始末は」
そう言うと、銀時は柱の影から盗み聞きしていたズレ子の首根っこを掴んで力ずくで引きずり出した。
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勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» Suzupattyo様、無事エラーを見つけることができました！見落としてましたね、本当に申し訳ございません。ご指摘ありがとうございました！ (2021年1月29日 6時) (
レス) id: 129f1d665e (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - suzupattyoさん» おっと、見落としてましたか！大変失礼しました、どこのページが教えていただけませんでしょうか？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
suzupattyo(プロフ) - スーって変えられないですか？？ (2021年1月27日 1時) (レス) id: f486038d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2019年7月22日 4時
