その２ ページ25
妙「菫ちゃーん、早く行くわよー」
「あ、はいはい今行きます！じゃあ平助、留守番は頼むぞ」
平助「あまり遅くなるなよ」
しばらくして妙が玄関から声をかけると、菫は忙しそうに編み上げブーツを履きながら平助に挨拶をして出ていった。
平助「……普段もああやって着飾ればいいのにな」
特別な時にしかお洒落しない菫を、少し残念がる平助君でした。
ーーー
「それで妙さん、今日はどちらへ？」
妙「今日はお馴染み、かぶき町。そこに最近新しくホストクラブができたから、ちょっとご挨拶にと思って。」
後今日の着物とっても似合ってるわよ、と説明ついでに妙は菫を褒める。
そんな二人が夜更けに来たのは昼間とは比べ物にならない程ネオンサインまみれで賑やかな夜の街、かぶき町だった。
街には老若男女問わず、様々な目的を持った者達が歩いている。目眩がしそうな程の人混みをかき分けていく二人だが、彼女達にとっては最早夜の街は日常生活の一部分となっているのだ。
男「あ、ねぇそこのチョー綺麗なお姉さん達、俺達とちょっと遊ばない？」
すると、彼女達に目をつけたとあるグループの若い男達が話しかけてきた。いわゆるナンパだ。
普通ならこういうのは無視して通り過ぎるのが利口というモノだろう。だが、中にはしつこく話しかけてくる輩も少なくはない。
男B「お姉さん、無視しないでよー」
男C「俺達奢るからさ〜」
たまに、ここで女性が折れる事もあるのだが…二人は違った。
「不快だ、失せろ。」
妙「私達に話しかけてくる前に人生百回くらいやり直してきたらどうです？」
菫はどストレートに吐き捨て、妙もまた毒舌っぷりを発揮して男達を蹴散らす。流石都会で生きているだけあって、タフさも他と比べれば一目瞭然だ。
そそくさとその場から去る男達を尻目に、菫は溜息をつく。
「全く……大丈夫ですか、妙さん」
妙「この通りよ、ありがとう菫ちゃん」
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勇者の人(プロフ) - ムジカさん» ありがとうございます！流行りに乗ってみた結果です（笑） (2021年4月5日 20時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
ムジカ - 炭次郎www 天才デスネ! (2021年4月5日 17時) (レス) id: be050932d4 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - ％さん» ｾｪｪﾌｨｨﾛｫｫｽ…ありがとうございます！呼吸技ｗ小説の方も楽しみにしてくださいね！ (2020年6月14日 23時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
％ - FF7REクリアおめでとうございます！セフィロス再臨の空耳歌詞を聴いて息抜きしましょ() スーネキ、優花ちゃんを出来るだけ早く助けてくれ…！凪とかいう呼吸技()なんぞ蹴散らせ() (2020年6月14日 21時) (レス) id: b9d31df2c0 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 如月裕翔さん» まさかのエイリアンですかｗ楽しみにしてくれてありがとうございます！ (2020年6月10日 23時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2020年5月29日 12時
