3日目 ~��~ ページ8
里見「なんでお前は、俺が犯人だって思うんだよ」
『状況的に、海斗しか考えられないでしょ。
水泳部でも無いのに全国大会の会場にいて、しかもジャージまで着てるとか』
里見「熊沢は？あいつだって怪しいだろ」
『花恋はそんなことしない』
里見「言い切れねえだろ？あいつ景山のこと嫌いだったんだし」
『澪奈のこと嫌いだったとしても花恋はそんな卑怯な真似して、澪奈を陥れたりしない』
里見「証拠は！」
『それは…』
証拠は無い
これはあくまで私が勝手に思ってるだけだし
里見「俺がやったって証拠も無いし、熊沢がやってないって証拠も無い。一緒なんだよ、なあ」
私の肩をガッと掴み
少し狂気さえも感じる表情で
私をジッと見る海斗
里見「…お前さ、景山から何か聞いてなかったの」
『何か…って？』
里見「恋愛相談とか」
された事ないし、そんなこと話すほど深い仲
じゃなかったし…
『あ』
里見「ん？」
『恋愛相談か分からないけど、もしクラスですごい人気な人から告白されたけど、自分には他に好きな人がいて断らなきゃいけないって』
里見「ふーん…やっぱり」
…もしかして
「やっぱり」という言葉と、クラスの人気者
っていう澪奈の話
澪奈に告白したのって、海斗？
『ねえ海斗、あんたまさか澪奈』
海斗は突然そこまで言いかけた私の口を手で覆い、そのまま壁に打ちつけた
『…っんん』
どんどん力が強くなる
海斗の爪が頬に食い込み、一滴、血が垂れた
真壁「里見！何してんだ！」
里見「…別に」
やっと海斗の手が離れる
息を整えようと荒い呼吸になる私を横目に
睨み、いなくなった
真壁「藤吉、大丈夫か？血が…」
そっと頬に触れると手に付く赤い液体
こんな強い力で何を隠そうとしてるの？
『大丈夫』
真壁「…あ！絆創膏！」
そう言うと制服のポケットから絆創膏を取り出す真壁
『なんで持ってんのよ…』
真壁「マネージャーだからね」
ニコっといつもの笑顔を見せた真壁に
私も少し微笑む
『…大変だったね、あの時は』
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
