3日目 ~��~ ページ9
ー 回想 ー
いつもより少し遅く学校を出ると
少しのざわめきと、鈍い音が耳に入ってきた
見ると校門で、殴り合いが
『ごめんなさい…通して！』
人だかりを掻き分け、その騒ぎの中心に
入っていくと
近くの高校の生徒に真壁が殴られたり蹴られたり。酷い事をされていた
『真壁！！』
真壁「…藤吉」
真壁の顔は血だらけで酷い傷
『警察呼びますよ！』
「調子乗ってんじゃねえぞ、おい」
寄ってきたヤンキーに「110」を押した
発信画面を見せると
突然慌て出しいなくなった
『救急車呼んだから。ちょっと我慢出来る？』
真壁「…ごめんな」
その後真壁は入院して、足もダメになっちゃって
お見舞いに行く度、落ち込みようは酷くなってた
でもある日
『今のさくらだよね？』
真壁「ノート。持ってきてくれたんだ」
『学級委員だからか』
真壁「…マネージャーか」
『え？』
真壁「今言われたんだ。マネージャーはどうかって」
『さくらに？』
真壁「澪奈様の曲線美がなんちゃらとか言ってたけど、そっか〜マネージャーもあるか〜って」
そう言った真壁はどこか嬉しそうで
お見舞いに来て初めて、笑顔を見せた
ー 回想終了 ー
真壁「俺がマネージャーで復帰出来たのは、藤吉が背中押してくれたのもあんだよ」
『私は何もしてないよ』
気づいたら頬の傷には絆創膏が貼られてた
『ありがとね、絆創膏』
真壁「気にしないで。教室戻んないと」
『そうだね』
教室に戻ったら魔の時間が始まる
刑事さんを信じてないわけじゃないけど
もし犯人を見つけられなかったら5人が犠牲になる
絶対に避けたい
甲斐「おい」
教室に入った瞬間隼人にガンを飛ばされる
『…何よ』
甲斐「こっち」
まるで犬か猫を呼ぶかのように手招きする隼人
イラッときたけど、できるだけ抑えて
隼人の席に向かう
甲斐「なんだよその絆創膏」
『転んだ…の』
甲斐「お前そんなドジじゃねえだろ」
『転んだの！』
甲斐「…里見になんかやられたのか」
そう言うと海斗を睨む隼人
『違うから。大丈夫だし気にしないで』
甲斐「…れんなよ」
『え？』
甲斐「俺から、離れんなよ」
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
