3日目 ~IV~ ページ5
『でも』
熊沢「大丈夫だから」
そう言って少し微笑んだ花恋は
とても苦しそうに見えた
香帆「ジャージだけで判断するのは危険だと思う」
険悪になったムードにここまでの正論をぶち込んだのは、意外にも香帆だった
諏訪「普通に入ってきたんですけど…w」
小宮山「よくいられるよね」
水越「元はと言えば全部あんたが悪い
あんたが動画をアップしなければ、澪奈は自さつすること無かったし？私達はこんな目に遭う事も無かった！！！
え？ねえ、それ分かって言ってんの？」
やっぱりこのクラスは冷たい
ただただ自分が可愛い
そんな人達の集まり
…本当に嫌
宇佐美「…は。そういうこと」
そう呟いて教室を出ていった香帆を
追いかけるさくら
諏訪「なんなのあいつらw」
小宮山「むかつくよね？A
え？ちょっとA」
愛華の言葉も聞かずに、私は廊下に出ていった
花恋と真壁を追った
熊沢「だから言ってるでしょ？私じゃないって」
咄嗟に物陰に隠れて聞き耳を立てる
ダメな行為だって知ってるけど今は仕方がない
真壁「俺が景山を好きだったから、だから景山を嫌ってたのか？」
熊沢「…自惚れないでよ。あんたみたいなヘタレ、なんとも思ってないから」
そう言うと花恋は教室に戻って行った
お節介だって分かってるけど
真壁を説得したくて、物陰から出た
真壁「藤吉？なんでここに」
『真壁さ、本当に花恋がやったって思ってるの？』
真壁「…それ以外、考えられないだろ」
『…本気で言ってる？』
黙り込んでしまった真壁
『なんとか言いなよ！』
真壁「藤吉には関係ないだろ！」
『あるよ！』
そう言った私に、一瞬目を見開く真壁
『私達は、私は、澪奈のSOSに気づいてあげられなかった。おまけに自分可愛さに澪奈のこと無視したりして、後悔しかしてないよ』
『こうして、先生が考えるチャンスをくれたんだから、今度は絶対に目を逸らしたくない』
真壁「…逸らしたらダメだよな」
『お願い教えて。全国大会の日、水泳部とさくら以外にうちの生徒はいなかった？誰かにジャージ貸したりしなかった？』
そう言うと、何かを思い出した様子の真壁
『今頼りになるのは真壁しかいないの、お願い』
真壁「…分かった」
返ってきた言葉はそれだけだったけど
真壁はきっと、大丈夫
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
