4日目 ~��~ ページ22
『うるせえ』
柊「早く帰りたいよなあ、幼い弟と妹が待ってるんだろ。一応担任だからな、家族の事情くらい把握してるよ」
『てめえ…』
こいつは薄ら笑いを浮かべたかと思うと
急に苦しみだした
柊「お互い。背負ってるものは軽くないみたいだな」
なんなんだ…こいつ
何を隠してる
・・・・・・
藤吉side
時計を見ると時間はもう20時15分前
隼人が真実を話さなきゃ、10人が犠牲になる
『隼人…』
隼人の周りには人だかりができていた
兵頭「もうすぐ20時だ。どうすんだよ」
甲斐「…どうもしねえよ。全部俺がやったっつってんだろ」
光永「そうじゃねえからここまで長引いてんだろ！柊は全部知ってる動画を加工したのは別にいんだろ」
石倉「お前ら喧嘩売ってんのかよ」
絶対に話そうとしない隼人に
男子達のイライラが最骨頂に達する
不破「本当のこと言わねえなら力づくでもどうにかしてやるよ！」
須永「本当だよ」
賢が航大に掴みかかる
それを皮切りに男子達の掴み合いが始まり
まるでそうなるのを待っていたかのようなグッドタイミングで先生が教室に入ってきた
柊「楽しそうだねー！」
柊「俺はここで、高みの見物をしてればいいのかあ？」
甲斐「だったらてめえが相手になれ」
…何言ってんの？
柊「ああ？」
甲斐「誰が動画いじったか知りてえんだろ。お前が勝ったら洗いざらい吐いてやるよただし」
甲斐「俺が勝ったら、全員を解放しろ」
『…やめて』
私の声は誰にも聞こえてないようで
先生は笑いながら言葉を続けた
柊「これまでの戦歴を見れば、お前に勝てる見込みは無さそうだけどなあ」
甲斐「調子悪いんだろ？さっきから脂汗かいてっぞ」
先生の額には確かに汗が出ていて
いつもより辛そうに見えた
だからって勝てるわけじゃ…
甲斐「今のお前なら猿でも勝てる」
お願いだからやめて…
もう怪我しないで
柊「いいだろう」
そう言うと先生は眼鏡を外してジャケットを脱ぎ、隼人は周りの机をよせ始めた
両者、臨戦態勢だ
柊「お前に勝って、フェイク動画の黒幕を暴いてやる」
そこから2人の殴り合いが始まった
柊「攻撃のリズムがいいねえ、さすがダンス経験者」
甲斐「馬鹿にすんじゃねえ！」
でもどう見ても先生が優勢で、先生の拳が入る隼人を見ていられなかった
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
