カゲロウデイズ ページ1
なかむside
あれは…8月15日の午後12時半くらいのこと…場所は公園…天気は…良かったな…
病気になりそうなほど眩しい日差しの中、することも無いから君と駄弁っていた。
きん「でもまぁ夏は嫌いだな」
と猫を撫でながら君はふてぶてしくつぶやいた
なか「えぇ、なんで？」
俺はそう言葉を返す
が、
猫が君の腕から逃げ出した、
君はその猫を追いかけてしまった。
君が猫を追いかけていると猫は道路へと走って行く、それと同時に君も道路へと走って行く。
しかも信号機の色が……赤色だった。
次の瞬間。
バッと通ったトラックが君を轢きずる。
それを見た俺は大声で鳴き叫ぶ。
血飛沫の色、君の香りと混ざり合って少しむせ返った。
俺の背後には『陽炎』というのがいた。
姿は俺みたいでパンダのパーカーの色が少し赤色で髪の色も少し赤が入っていた。
そして陽炎がこう言う、
『嘘じゃないぞ』と嗤いながら。
陽炎がそう口にすると俺の目が眩む…夏の水色…蝉の音色…とともに…
___ ___ ___ ___ ___ ___ ___
俺は目を覚ました…ふとケータイに目線を移すと8月14日の午前12時過ぎ頃だった。
でも、少し不思議だなぁ…と同じ公園で昨日見た夢を思い出す。
なか「もう今日は帰ろうか」
と俺は君に伝える
きん「え、あー、分かった」
と少し焦ってるようにも見えた表情で俺達は公園を出る。
そしてある道を抜けた時の事、
周りの人達が皆上を見上げ口を開いてた。
その光景を見て俺も上を見上げた。
次の瞬間。
俺の頭の上に落下してきた鉄柱があった。
俺は死ぬのを覚悟したその時、
君が俺を押して……俺は死ななずにすんだ…
だが…
君の体をさっきの鉄柱が貫いて突き刺さっていた。
劈く悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り。
また俺の背後には『陽炎』というのがいた。
陽炎は、
『夢じゃないぞ』と嗤いながら。
またまた視界が眩む…だが君の横顔を見ていた…そしたら何処か笑っているような気がした。
___ ___ ___ ___ ___ ___ ___
何度世界が眩んでも陽炎は嗤っている。
そして去る。
これを繰り返して何十年だろう…
もうとっくに気が付いただろう。
こんなのよくある話。
ならきっと結末は１つだけ。
繰り返した夏の日…これで…やっと…君は助かる…やっと…終わりだ…。
また君が猫を追いかけて道路に飛び出した。
でも次は違った。
俺は君を押しのけ、飛び込んだ。
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花奏(プロフ) - 砂糖いちごさん» まじですか！？wそれは嬉しいです(?)では今度カゲプロのお話とか出来ますね！！ (2018年12月6日 21時) (
レス) id: 5bfb71678d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖いちご - 私も最近カゲプロにハマってしまい、カゲプロの本を読み始めました… (2018年12月6日 20時) (レス) id: 7851448d4a (このIDを非表示/違反報告)
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