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次の日。
カンファレンスを始める前に、医局で着替えた後の彼にあった。
「今日も何も無いといいなぁ。」
藍沢「そうだな。」
「まあ、何かあったら救うのが私たちの役目なんだけどね。」
“さ、早くカンファレンスいこ?”
そう言って医局のドアを開くと、後ろから彼に抱きしめられる。
いつもよりも、きつく、強く。
「ちょ...医局だから、」
藍沢「なぁ...」
「ん?どうしたの。そんな甘えたさんで」
彼の手に自分の手を重ねれば、更に腕に力が入った。
最近は、こんなにも甘えた彼は見たことがなかった。
クールな彼の、意外な一面。
久しぶりなだけに───少しだけ怖かった。
肩に置いていた顔は、いつの間にか私の首に唇を近づける。
いつもは行為中にしか付けないそれを私の首に咲かせると、ゆっくりと話し出した。
藍沢「今夜、話があるんだ。」
「話って...?」
藍沢「ちゃんと決めようと思う。
・・・俺達の、これからのこと。」
そう言って、もう一度シルシを付けて。
「わかった。じゃあ、今夜」
藍沢「あぁ...A、」
「なに.....っ、」
彼によって身体を回され、向かい合う形になる。
彼の唇は、今度は首筋ではなく
私のそれと触れ合った。
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凛香 - 全部読んでます!大好きです!更新頑張ってください! (2017年9月16日 18時) (レス) id: ffe17b2f3c (このIDを非表示/違反報告)
そーちゃ(プロフ) - 一気にシリーズ読ませていただきました(^-^)/ 続きが気になっちゃって気になっちゃって…笑 Twitterもフォローさせていただきました♪またの更新楽しみにしてます! (2017年9月15日 15時) (レス) id: 1963c14c3b (このIDを非表示/違反報告)
重丈 唯羽(プロフ) - 青い鳥の方フォローさせて頂きました! (2017年9月14日 8時) (レス) id: 9e8fde76ab (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - この後の展開が少し気になるので更新頑張ってください!!最後まで書けるのを応援しています!!! (2017年9月12日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつ | 作成日時:2017年9月11日 21時