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126話 ページ31

Aside


赤葦「あれ、もしかしてこういう事に馴れてない?」

クスリと笑っていたずらっ子のような無邪気な顔を浮かべる赤葦先輩。



『あ、当たり前じゃないですかっ!

僕はこんな事頻繁にされません!』


多分顔は真っ赤だろう。

それでも反論したくて僕は怒りを表して言ったはずなのに、赤葦先輩は顔色を一つも変えず、へぇ、と呟いた。


なんなんだよ……?



赤葦「頻繁にされないってことはちょいちょいされてるって事だよね?


随分と初々しい反応をするね、Aは」


『な!』


なんか赤葦先輩無理!

苦手過ぎる!!



僕は一刻も早くこの空間から逃げ出したくて失礼します、と軽く頭を下げてからその場を立ち去ろうとした時。



赤葦「まだダメ」


腕を掴まれ、引き寄せられる。


体が密着した。

赤葦先輩の腕はいつの間にか僕の首にゆるく巻き付いていて。

赤葦先輩の熱が僕に伝わって来て更に顔を熱が覆いつくす。


『何してるんですか……!?』


赤葦「ねぇ、A」


耳元で赤葦先輩の声が響いた。


その声は切なそうで、僕は思わず押し黙る。



ギュ、と赤葦先輩の腕に力が加わった気がした。


赤葦「俺、本気だから。

絶対俺を好きになってもらうから」

『っ!』



そんな事言われたら、すぐに返事なんて出来ないじゃんか……。



赤葦先輩のばか。




なんで、僕を躊躇わせるんだよ……。そんな

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サクラ - Luneさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年7月30日 13時) (レス) id: 9cd941d146 (このIDを非表示/違反報告)
Lune - こういう感じの作品が見たかった..(感動)もう最高すぎです!面白いし、もうなんかとにかく好きです← 更新頑張ってください!応援しております!! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - キラリさん» ありがとうございます!応援に応えられるよう、頑張りますね! (2019年3月27日 7時) (レス) id: 086eed9c24 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ(プロフ) - あの......好きです!笑 これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年3月26日 3時) (レス) id: 203d4207d9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ファンミさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年3月23日 20時) (レス) id: 086eed9c24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラ | 作成日時:2019年2月16日 16時

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