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124話 ページ29

Aside


お風呂から出て、する事がなかった僕はなんとなく体育館に行った。

どの体育館も使用中だった。

第3体育館を覗くとなんとなく珍しいメンツがそろっていた。

黒尾さんと、梟谷の主将の木兎先輩に副主将の赤葦先輩。更に自主練習なんてしなそうなツッキー島がいた。


ツッキー島は黒尾さんにブロックの指導をしてもらっているようだ。

確かにアイツ、身長(タッパ)あるのになんだかそれを生かしきれてない気はする。




「あぁー!お前音駒の遅刻君!」


突然、僕に気付いた木兎先輩が僕を指差して興奮気味にそう言った。


つうか遅刻君って……。間違ってはないけど……ねぇ?



赤葦「ちょ、木兎さん。失礼ですよ」


すかさず赤葦先輩が木兎先輩を注意する。そして、ごめんね、と赤葦先輩が僕に謝った。

僕は大丈夫です、と微笑んでみせた。





黒尾「Aも参加するか?」

月島「Aが参加したら僕帰れるから。

代わってくれるよね?」


ツッキー島は本当に嫌々だったのか、既に解放されるのを期待し、僕に圧を掛けてくる。




『悪いんですけど、僕ついさっきお風呂入ったばかりなので汗かきたくないんです。

それに今日は色々疲れたし……』


新幹線を使って宮城から東京まで戻り、そこからまたバスと電車を乗り継いでやっと着いた合宿所。

もうへとへとなのだ。


ツッキー島はふざけるなよ、と睨んで来るがこればかりは仕方がない。


木兎「じゃあじゃあ!明日の練習付き合ってくれよ!」


木兎先輩は目をキラキラと輝かせ僕を見た。


どうして僕と練習したいのかはよく分からなかったが、せっかくのお誘いを断るのもなんだか失礼な気がした。


『もちろん、いいですよ。

木兎先輩のスパイク、楽しみにしてますね!』

木兎「おう!期待しとけよ!」


木兎先輩の笑顔は何故だか眩しく感じられた。











音駒の部屋に戻ると、各々が週末の宿題やゲーム、喋っていたりなど自由に過ごしていた。




犬岡「あ、A!

なあなあ、白鳥沢ってどんなだった?」

芝山「それ聞きたい!」


『分かった。でも、明日でもいい?

今日は疲れちゃってさ』


そう言うと、了解、と二人は頷いた。


スマホを持って布団に入り込む。


すると通知が1件来ていた。


『え?』


赤葦京治明日の朝、話したいんだけど、いい?



意外な人物からで驚いた。


なんの用だろうか……。

不思議に思いながら、分かりました、と返信した。

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サクラ - Luneさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年7月30日 13時) (レス) id: 9cd941d146 (このIDを非表示/違反報告)
Lune - こういう感じの作品が見たかった..(感動)もう最高すぎです!面白いし、もうなんかとにかく好きです← 更新頑張ってください!応援しております!! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - キラリさん» ありがとうございます!応援に応えられるよう、頑張りますね! (2019年3月27日 7時) (レス) id: 086eed9c24 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ(プロフ) - あの......好きです!笑 これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年3月26日 3時) (レス) id: 203d4207d9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ファンミさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年3月23日 20時) (レス) id: 086eed9c24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラ | 作成日時:2019年2月16日 16時

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