48話 ページ2
制服に着替えて、教室を出る。
『松下先輩まだかな………』
壁に寄りかかってそう呟いた。
?「あれ、A」
?「もしかして、接客終わったのか?」
?「1歩出遅れたなぁ」
『あ、黒尾さん、衛輔さん、海さん!』
そこには3年の先輩がいた。
『もしかして来てくれたんですか?』
夜久「ん〜、まぁ、うん」
『なんですかその曖昧な感じ』
黒尾「いや、お前が女の格好してるって聞いたから、それを見に来たというか………」
海「さっきまで、からかってやろうって言ってたんだよな、黒尾」
黒尾「ちょっ、海!
それは言わねーだろ普通!!」
『本当ですか?黒尾さん。
最低ですね』
黒尾「別にいいじゃねーか!
お前の女装がかわい過ぎるってうわさになってるんだよ!!」
『は?それ、マジすか!?』
かわいいって………。
僕男なんだけど←女です
夜久「けっこう広まってるぞ」
海「うちのクラスのヤツも行くって言ってたしな」
『僕、今日はもうメイド服着ないんですよ。
売り上げ下がるかもですね………』
いやぁ、僕、本当に人気者だなぁ………。
困っちゃうなぁ………!
夜久「Aはここで何してんだ?」
『え?あぁ。
松下先輩を待ってるんです』
黒尾「は!?どういう事だよ!」
海「松下はまだ危ないよ………」
夜久「もしかして松下とふたりで回る予定なのか!?」
『はい』
「「ダメだ!」」
ええ!?
そこまで反対する?
『なんでそんなにダメなんですか?』
夜久「Aは、松下にどんな目に遭ったか忘れたのか!?」
『別にあの件は水に流しましたよ』
黒尾「流すな!
ともかく、ダメだ!」
『あの、そこまで引き止める理由ってなんですか?
危険以外にも理由があるんですか?』
黒尾「そ、れは………」
夜久「Aが好きだからだよ」
『なっ///』
夜久「もしかして、俺がコクったの忘れたのか?」
『そ、ういう訳じゃ………///』
頭の隅っこにはあったけど、あんまし気にしてなかったというか………。
?「公開告白とか意外と大胆だね、夜久」
夜久「松下!」
『松下先輩!』
松下「ごめん、お待たせ。
俺がいない間に告白されてるなんて驚きだよ、A君」
海「………松下は、Aと付き合ってるのか?」
松下「いや、まだだよ」
黒尾「まだってなんだよ」
なんか、咎めるような言い方だな………。
どうしたんだ………?
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サクラ - コメント、そして、お気遣いありがとうございます!更新頑張りますので、ぜひ、今後もご期待ください! (2019年1月12日 21時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
炉来 - すごくおもしろいです!!!!!!応援してます!風邪が流行っているので気をつけてくださいね〜 (2019年1月11日 8時) (レス) id: 9a9c130ff0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ありがとうございます!応援を糧に、更新していきますので、ちょっと期待しててください! (2018年11月11日 16時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
Yukina.(`・ε・´ - とても面白いです! 俺、ハイキュー大好きで、特に音駒が大好きなので凄くキュンキュンしちゃいました\\\キャー 更新楽しみにしてます!!頑張って下さい!(`∀´♭)グッ (2018年11月10日 16時) (レス) id: c3ea38a32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラ | 作成日時:2018年11月2日 20時