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第20話【落とし穴】 ページ34
〜〜狭霧山〜〜
紅葉「(あっ。そうか・・・この濃い霧で私が迷うと思ってるんだ。)」
もう深夜に近いと思われたが山育ちの紅葉にはそれ程恐ろしくもなかったし来た道を戻って麓に下りるだけなら大して時間はかからないだろうと紅葉と玄弥は思わず笑った。
玄弥「(夜が明ける前に戻ればいいんだな!)」
紅葉「(簡単!!私は鼻が利く!鱗滝さんの匂いはもう覚えた!)」
姿が見失っても道は間違えないと紅葉と玄弥は勢いよく走り出した瞬間、いきなり何かに足を引っ掛けて突然と何処かから石が幾つも飛んできた。
紅葉・玄弥「「!?」」
紅葉と玄弥はそれを避けたら今度は蹌踉めいて倒れ込んだ地面がガサッと崩れ落ちた。
紅葉・玄弥「「(落とし穴!!)」」
気がつくと深い穴の中に嵌まり込んでいた紅葉と玄弥はなるほどと理解した。
つづく
第21話【空気が薄い】→←第19話【夜明けまでに山を下りる】
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作者名:サンダーブリュッセル紅葉&黒魔霊歌 | 作者ホームページ:真希「あぁ?紅葉のホームページぃ?んなもん有る訳無いだろ」棘「すじこ」...
作成日時:2023年1月19日 21時