第18話【玄弥を人間に戻したい】 ページ32
〜〜狭霧山〜〜
伊黒と不死川はお堂のあった山を駆け下りながら里に出て稲の刈り跡が続く田んぼの畦道を風のように駆けぬけていくくらい猛スピードで走り出した。
伊黒・不死川「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
紅葉と玄弥は重い炭を背負って足場の悪い山道を登り下りしていたので足腰には自身があったがまるで追いつけないどころか引き離されないようにするのがやっとだ。
紅葉・玄弥「ハァ・・・ハァ・・・!!」
正直、背中の真依を気遣っている余裕すらないくらい息があって足が重かった。
紅葉「(真依・・・・・・。揺れるだろうが辛抱してて!きっと人間に戻してやるからーー・・・・・・!)」
紅葉と玄弥は息切れしながら日中ずっと走り続けてたらようやく不死川と伊黒は山の麓にある小屋の前で足を止めた。
不死川・伊黒「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
玄弥「ハァ・・・ハァ・・・!?」
紅葉「こっ・・・こっ・・・・・・これで・・・・・・私はっ・・・・・・認めて貰えましたか?」
紅葉とは西日の下でフラフラとへたり込んだら不死川と伊黒は息一つ乱さず小屋の戸を開けながら言った。
伊黒「試すのは今からだ。」
不死川「ーーー山に登ンぞォ。」
紅葉・玄弥「「ひいっ・・・・・・!?」」ビクッ
それを聞いた紅葉と玄弥は目の前は真っ暗になるくらい不安を感じた。
つづく
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作者名:サンダーブリュッセル紅葉&黒魔霊歌 | 作者ホームページ:真希「あぁ?紅葉のホームページぃ?んなもん有る訳無いだろ」棘「すじこ」...
作成日時:2023年1月19日 21時