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第17話【判断が遅いぞ】 ページ31

〜〜とある山奥(お堂の近く)〜〜

伊黒「紅葉・・・玄弥・・・幼馴染が人を喰った時、お前はどうする。」

紅葉・玄弥「「!!」」

伊黒に突然問われて驚いた紅葉と玄弥はそんな事考えた事がないし考えたくなかったと目が動揺するくらい戸惑って答えられなかった。

そう思ってる瞬間、不死川は紅葉と玄弥にパァン!といきなり平手打ちを飛んだ。

紅葉・玄弥「「!」」

不死川「・・・判断が遅ェ。」

腫れる程打たれた頬を押さえてる紅葉と玄弥を見て不死川は鋭く言った。

不死川「・・・おめェらは兎に角判断が遅ェ。朝になるまで鬼に止めを刺せなかった。今の質問に間髪入れずに答えられなかったのは何故か?おめェらの覚悟が甘ェからだァ。」

伊黒「真依が人を喰った時やることは二つ。真依を殺す。お前らは腹を切って死ぬ。鬼になった真依を連れて行くというのはそういう事なんだぞ。」

紅葉・玄弥「「・・・・・・・・・・・・」」

不死川と伊黒にそう言われた紅葉と玄弥はこの二人の言う通りだと自分の甘さを思い知った。

あの時も錆兎や冨岡にも厳しく叱られたのに自分はまったくわかっていなかった。

不死川「しかしこれは絶対にあってはならないーー俺と伊黒の言ってる事がわかるかァ。」

紅葉・玄弥「「はいっ!!」」

不死川と伊黒はジッと紅葉と玄弥を見て諭すように続けたら本人は背筋を伸ばして返事をした。

伊黒「・・・・・・じゃあこれからお前が鬼殺の剣士として相応しいかどうかを試す。」

不死川「玄弥を背負ってついてこい。」

そう言って、伊黒と不死川は背を向けて紅葉と玄弥が真依の入った籠を背負う否や物凄い速さで走り出した。


つづく

第18話【玄弥を人間に戻したい】→←第16話【二人の師範】



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作者名:サンダーブリュッセル紅葉&黒魔霊歌 | 作者ホームページ:真希「あぁ?紅葉のホームページぃ?んなもん有る訳無いだろ」棘「すじこ」...  
作成日時:2023年1月19日 21時

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