第9話【人喰い鬼に食われそうになったと思ったら殺してしまった!?】 ページ23
〜〜とある山奥(お堂の近く)〜〜
人喰い鬼の頸の傷が治ったのを見た紅葉は驚いた表情でそんなバカなと思った時にはもう既に紅葉は人喰い鬼に地面に組み伏せられていた。
紅葉「(速い!!それに何て力だ!!)」
人喰い鬼「二度はやらねぇよ。さぁ・・・頸を折るぞ。」ニヤリ
紅葉が人喰い鬼に頸をと斧を持った右手を押さえつけられて身動きがとれない状態だった瞬間、突然と人喰い鬼の頸が千切れ飛んだ。
紅葉「!!!!」ビクッ
玄弥「紅葉!?」
それを見た紅葉は言葉に出ないくらい絶句した。
真依「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鬼の頸を蹴り飛ばしたのは真依でその鬼の頸は毬のように弾んで少し離れた木の幹にぶつかって転がった。
紅葉「(こっ!!殺してしまった!!)」
玄弥「(いや!でも相手は鬼だから・・・・・・!!)」
あまりの出来事にどうしていいかわからないと思うくらい気が動転した紅葉と玄弥は鬼の体と真依を交互に見た。
真依「フゥ・・・フゥ・・・!!」
まるで何かを酷く我慢しているように人は血の臭いが鬼の本能を刺激している真依は冷や汗をびっしょり欠いてフゥフゥと荒い息をしていた。
紅葉「真依・・・・・・」
また玄弥の足が蹴り出された紅葉の上にのしかかっていた鬼の体が吹っ飛んだ。
紅葉・玄弥「「!」」
驚いた事に頸のない鬼の体はジタバタともがいていた。
玄弥「(胴体が動いた・・・・・・!?)」
紅葉「(信じられない!頸がもげてるのに動いたの!今!)」
人喰い鬼「てめぇらぁあ!やっぱり片方が鬼なのかよぉお!」
叫んだのは地べたに転がっている鬼の頸で頸だけなっているのに何故か喋っている。
紅葉・玄弥「「!?」」
もう紅葉と玄弥には何がなんだかわからないくらい頭の中が混乱してて気が動転した。
つづく
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作者名:サンダーブリュッセル紅葉&黒魔霊歌 | 作者ホームページ:真希「あぁ?紅葉のホームページぃ?んなもん有る訳無いだろ」棘「すじこ」...
作成日時:2023年1月19日 21時