第6話【人喰い鬼】 ページ20
〜〜とある山奥(お堂の近く)〜〜
お堂の方から血の臭いが流れてきていた紅葉と玄弥は慌てて階段を駆け上がって破れた障子を引き上げたらお堂の中で複数の人間が咽るような生臭い臭いや折り重なって倒れていた。
人喰い鬼「?」クチャクチャ
ただ一つだけ動いている影がゆっくりと紅葉と玄弥を振り返って二人を睨みつけた。
人喰い鬼「何だ?オイ?ここは俺の縄張りだぞ。」ギロッ
それがクチャクチャと食べているものは人の腕だった。
玄弥「(人喰い鬼ーー!)」ビクッ
紅葉「(何でここに・・・・・・!?)」ビクッ
人喰い鬼「俺の餌場を荒らしたら許さねぇぞ。」ギロッ
人喰い鬼は血走った目で玄弥と紅葉に向けて血塗れの指を舐めながら首を傾げた。
人喰い鬼「・・・・・・んん?妙な感じがするな。お前らーー人間か?」
言うなり人喰い鬼は一気に跳んで紅葉に襲いかかった。
紅葉「!?」
玄弥「紅葉!?」
紅葉は地面に転げ落ちる寸前、腰から斧を抜いて鬼の頸を斬り払った。
人喰い鬼「?」
紅葉に斧で頸を斬りつけられた人喰い鬼は当たったと思うくらい確かにその感覚があった。
人喰い鬼「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
月明りの下で見る鬼は若い男の姿をしていて血管の浮き上がった顔に向き出しの二の腕と右の太股に二本仕舞いの入れ墨のような痣をしてる。
つづく
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作者名:サンダーブリュッセル紅葉&黒魔霊歌 | 作者ホームページ:真希「あぁ?紅葉のホームページぃ?んなもん有る訳無いだろ」棘「すじこ」...
作成日時:2023年1月19日 21時