第1話【時透紅葉】 ページ15
〜〜とある畑地〜〜
狭霧山に向かって柱の人達に逢いに行こうと山に下りた紅葉と玄弥は洞窟の中で隠れてる玄弥を日に当たらずに狭霧山に連れて行くための籠と藁と竹を貰いに近くの畑地で畑仕事してるおじさんに声をかけた。
紅葉「すみませんが、あそこの籠と藁・・・竹を少々いただけますか?」
おじさん「そりゃ構わねぇけど・・・籠は穴が開いてるぞ?」
紅葉「はい。お金を払います。」
おじさん「いや、いらんよ。穴の開いた籠だぞ。」
紅葉「いえ、払います。」
おじさん「いやいらん。竹も藁もやるよ。」
玄弥「ーーーなァ?紅葉・・・せっかくなんだし・・・ここは貰った方が・・・・・・」
お金もいらないって言ってるんだしせっかくだから籠と藁と竹をもらった方がいいと思うぞと玄弥は戸惑いがちな表情で炭治郎に言おうとしたが彼はお金は払うと一点張りで声を上げながら言った。
紅葉「でも払います!」
玄弥「(オイオイ・・・・・・?)」
おじさん「いやいらんて!!頭の固い子供だな!?」
紅葉は懐から小銭を出して畑仕事してるおじさんの手を掴んで小銭を渡した。
紅葉「納めてください!小銭ですが!」
玄弥「ちょ・・・?!紅葉っ!?」
紅葉に小銭を手渡された畑仕事してるおじさんは思いっきり手を強く叩かれたみたいで痛がってる。
おじさん「いって!」
紅葉「ありがとうございました!!」
紅葉は貰った籠を持って畑仕事してるおじさんにお礼を言いながら竹と藁と持ってる玄弥と一緒に走った。
玄弥「(紅葉は昔から頑固だからなァ・・・)」
つづく
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作者名:サンダーブリュッセル紅葉&黒魔霊歌 | 作者ホームページ:真希「あぁ?紅葉のホームページぃ?んなもん有る訳無いだろ」棘「すじこ」...
作成日時:2023年1月19日 21時