異能特務課の道化師少女【ハイキュー×文スト】 (ページ5)

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三頁目＿朝日奈side ページ5

「それじゃあ一時間目は質問タイムにしましょう」

先生は落ち着いた口調でそう言うとクラス中が沸き立った。

え？何？質問タイムってそんなに嬉しい事だっけ？

私、質問=尋問だと思うんだけど違うの？

「好きな食べ物は！？」

「何で敬語なの？」

「ぶっちゃけ彼氏or好きな人居る？」

「入りたい部活とかあるー？」

「どこから来たの！？」

わぁお。尋問とは違うけど面倒だね。

「お前ら、一度に言いすぎだろ！朝日奈も答えられねぇだろうが！」

「大丈夫ですよ。岩泉君。全部覚えてますから」

私は笑顔を浮かべたまま先程覚えた事を元に答えていく。

「好きな食べ物は甘味全般で敬語は癖です。彼氏も好きな人も居ませんし、入りたい部活も有りません。後、私はヨコハマから来ました」

答えた後、横を見ると間抜けな顔をした岩泉一が居た。やば、笑える。

「どうしたのですか。岩泉君」

「…すげぇな。お前」

「お褒めに預かり光栄です」

笑わずに答えきった私を、誰か褒めて。

あ、やっぱいいや。

「お前、頭良さそうだよな」

ふと、聞こえてきた声。

「当たり前じゃないですか」

全員のは？という声が聞こえる。岩泉なんて何言ってんだみたいな顔をしている。

「だって」

何時もの様な笑顔ではなく、悪戯する様に笑って私は言った。

「私は天才ですから」

其の言葉を聞いて、岩泉一が真顔に戻り云う。

「やっぱ、お前、及川と同類だな」

其の言葉にクラスが頷く。

「＿はい？」

多分、自分でも分かるくらい口が引き攣っていた気がする。

後、演技も忘れてたかもしれない。