超急性期における看護実習

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｢A、どういうことだ？｣

げっ
一番見つかりたくない人に早々に出会ってしまった。というか隠れ続けるなんて無理なんだよ…

｢耕くん…ごめんね？ゆるして？｣

藍沢耕作先生
彼は私の知り合いだ。
それも結構親しい間柄とも言える。

｢急性期の実習とはきいていたが…
ここはお前にはつらすぎるだろう
わかってるだろ？｣

わかってる。
わかってるけど決まってしまったものはどうしようもない。

｢わかってるけどしょうがないでしょ！｣

耕くんは無言でこちらを睨みつけてくるけど私だってどうしたらいいのかわからない。
険悪な雰囲気のまま下を向いていると何かが頭にのった。

｢はぁ…無理はするなよ｣

！！
耕くんの手だった。
なんだかんだ優しい暖かい手に安心した。

｢相談しなくてごめんなさい。｣
｢もういい、また後で話そう｣

耕くんは胸元で鳴ってるPHSを取りながら建物の方に戻って行った。



やばいなぁ…
とりあえず今日を頑張ろう。
冴島さんどこに行ったんだろう。









✿
大変お久しぶりです。お待たせして申し訳ありません。
文章力の低下を感じながら今日からまたちょっとずつ更新します。
たくさんのお気に入りと評価ありがとうございます。

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