コード・ブルー 〜私の目指す医者〜 １

30th mission ページ31

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〜藍沢 side〜


あの表情を見てから、彼女のことが

気になって仕方がない。

患者だから？いや違う。何かもっと特別なもの。




時間があれば様子を見に彼女のもとへ行く。

いつも笑顔で俺の名前を呼んでくれる。




彼女にとっては当たり前のことなのかもしれない。

けれど俺にとってはそんな些細なことも、

特別なものになっていった。






藤川「おう、藍沢おはよ。」



「おはよう。」



藤川「どうした？難しい顔して。」



「いや、何もない。」




緋山「おはよー」



白石「おはよ」




藤川と話していると、

気づけばエレベーターの中はいつものメンバー。





白石「藍沢先生？疲れてる？」



「いや……」


藤川「やっぱそうだよなぁ、

なんかさっきも難しい顔してやがって。」



緋山「なに？女関係？笑」



藤川「藍沢に限ってそれはねぇだろ！笑」



「……」



緋山「え！うそ？！まじで女？！」



藤川「おいおいまじかよ！あの藍沢だぜ？」



白石「ちょっと二人とも！」



「……俺は何も言ってない。」







余計なことを言うと、

あーだこーだとうるさい奴らだ。


勝手に言わせておけば良い。

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