告げられたもの ページ8
その瞬間、私は糸が切れたように、泣き始めた。
何か、冷え切った心をだんだん溶かしていくような…
兵長は、私が泣き止むまで、ずっと撫でてくれていた。
「うう…ヒッグ…ありがとう…ございます…ヒッグ…」
ﾘｳﾞｧｲ「別にいい…大事な仲間だから、慰めるのは当然だ…」
リヴァイ班に正式に入っていない私を仲間として認めてくれるんですか…？
私はそう聞きたかった。
でも、聞けなかった。
ﾘｳﾞｧｲ「…ペトラなら無事だからな。今回は全員無事だったのだから、次気をつければいい。」
「ありがとう…ございます。以後…気をつけ…ます。」
ﾘｳﾞｧｲ「ところで、お前はここで何をしてる？」
「…自分の部屋に帰りたくなかったので。」
ﾘｳﾞｧｲ「そうか…エルヴィンが呼んでたぞ。すぐに団長室に来るように…だとさ。」
「そ、そうなんですか!?わざわざありがとうございます！」
私が団長室に向おうとすると、リヴァイ兵長も一緒についてきた。
「なぜですか？」と聞いてみると、兵長曰わく、「心配だからだ」らしい。
別に大丈夫なのに、と思う気持ちがあるが、でもやっぱり嬉しい。
コンコン
「A・シルフィードです。エルヴィン団長が私をお探しと聞きました。」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「入りなさい。」
私が入り、リヴァイ兵長が入ると、エルヴィン団長は苦笑した。
どうしたんだろう…
ｴﾙｳﾞｨﾝ「相変わらずの心配性だな、リヴァイ。」
ﾘｳﾞｧｲ「うるせぇ。俺の勝手だ。」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「で…Aのことだよね。」
「はい…どのような用事でしょうか…？」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「今度、近々壁外調査を行おうと計画しているんだ。」
「はい…」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「そこで…ランと君は、初列索敵の上を飛んでもらおうと考えていた。」
「はい…」
次の瞬間、私は衝撃的なことを聞くことになる。
ｴﾙｳﾞｨﾝ「本日の実験で、君は戦力に十分なることに分かった。
だから…君の位置を、中央指揮と並んで飛んでもらうことにした。」
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8
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カレン♪(プロフ) - レイシーさん» コメントありがとうございます。完結作品が増えるように頑張りたいと思います。 (2016年3月30日 22時) (
レス) id: 23e3851d0e (このIDを非表示/違反報告)
レイシー - 完結おめでとうございます。とても楽しかったです！他の作品も頑張ってください (2016年3月30日 21時) (レス) id: d0d43ebe82 (このIDを非表示/違反報告)
カレン♪(プロフ) - 万里なおさん» ありがとうございます!!いつも楽しんでくださったなんて・・・もったいないお言葉!! 今までありがとうございました＾＾ (2014年10月7日 22時) (レス) id: f6c1de2f4d (このIDを非表示/違反報告)
万里なお(プロフ) - はじめまして、万里なおです。完結おめでとうございます。いつもこの小説を、楽しませてもらいました。 (2014年9月23日 22時) (レス) id: 95e357bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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