事件後 ページ7
私は、その夜、自分の部屋へと帰らなかった。
否、帰りたくなかったのだ。
とてもじゃないけど、あんなことがあってからは、みんなに会わせる顔が無い。
ずっと、ランと同じ檻の中で私はうずくまっていた。
ランは、もう既に息を立てて眠っている。
「…ごめんね。あなたをこんな目に合わせたくなかったの。
だから…一緒に壁外で住もっか？」
ランの体を撫でながら話しかける。
しかし、返事が来ることはない。
いよいよ、自分も眠りに落ちようとしたとき…
ｶﾞﾀﾝ!!!!
突然、獣舎が開く音がした。
ランは、突然の物音にびっくりして、唸り声を立てている。
もちろん、私も驚いた。
時間的に、もう真夜中だ。
しかも、こんな兵舎から離れた獣舎へ来るなんて…
「だ、誰!?早く出て行って!!」
精一杯、声を出した。
しかし、相手はコツコツとこちらへ向かってくる。
非常時に備えて、獣舎の扉をすぐに開けられるようにする。
出てきた相手は……
ﾘｳﾞｧｲ「突然、驚かせてすまない……」
リヴァイ兵長だった。
ランは私の警戒が緩み、ラン自身も見慣れた人物だと分かり、すぐに唸り声をあげるのを止めた。
かといって、まだうなじの毛は逆立てているが。
「り、リヴァイ兵長!?何でここにいるんですか？」
ﾘｳﾞｧｲ「もちろん、俺の彼女を探しに来たに決まってるだろ。」
「///そんな平然とした顔で言わないでくださいっっ」
ﾘｳﾞｧｲ「…なぁ、俺もそっちに行っていいか？」
私はランに聞いてみた。
いくら、リヴァイ兵長だからと言っても、噛み殺してしまうかもしれないからだ。
でも、ランの回答は『大丈夫』の一言だった。
「どうぞ。でも、あまり急な行動はしないでください。」
ﾘｳﾞｧｲ「あぁ…分かった…」
ｷﾞｨｨと言う重々しい音を立てながら開く扉。
私の横に座ったリヴァイ兵長は、
私の頭を撫でた。
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カレン♪(プロフ) - レイシーさん» コメントありがとうございます。完結作品が増えるように頑張りたいと思います。 (2016年3月30日 22時) (
レス) id: 23e3851d0e (このIDを非表示/違反報告)
レイシー - 完結おめでとうございます。とても楽しかったです！他の作品も頑張ってください (2016年3月30日 21時) (レス) id: d0d43ebe82 (このIDを非表示/違反報告)
カレン♪(プロフ) - 万里なおさん» ありがとうございます!!いつも楽しんでくださったなんて・・・もったいないお言葉!! 今までありがとうございました＾＾ (2014年10月7日 22時) (レス) id: f6c1de2f4d (このIDを非表示/違反報告)
万里なお(プロフ) - はじめまして、万里なおです。完結おめでとうございます。いつもこの小説を、楽しませてもらいました。 (2014年9月23日 22時) (レス) id: 95e357bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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