30：デスヒーター ページ2
私がフィールドに行くと、誰もいなかった。
どうやら相手は生存が否定されたようだ。
自分の身を盾にしたのだから想定はしていたけれど。
最悪相手はもうこの世にいないかもしれないし。
まぁ、だからと言って私には関係ない。
と、そんなことを思っていると、体中を鋭い痛みが駆け巡った。
「っ!?な……何が……？」
すると、これはデスヒーターと呼ばれる毒であることが説明された。
どうやら象すらも歩行困難にする毒らしい。
それを生身の人間に打ち込むってどうよ、とも思ったけれども。
そしてチェルベッロは解除する方法を言い出した。
どうやら解除する方法はただ一つ。
自分と同じ属性のリングをリストバンドの穴にはめること。
「(やっぱりリストバンドに何かあったか……。)」
あの時点で電気回路を変えとけばよかったと思っていると……
ﾁｪﾙﾍﾞｯﾛ「ただし、イマジンスキルは何者か特定できていません。しかも昨日戦った時の超常現象も解明できておりません。ですので、イマジンスキルはデスヒーターに加え、筋弛緩剤も投入させていただきました。」
「チッ……そんな面倒くさいことしやがって……。」
苦痛に悶えながらモニター越しに彼女らを睨む。
すると、こちらのことを監視しているのか彼女らさビクッと体を震わせた。
ﾂﾅ「そ、そんな!!それじゃあ名前)ちゃんは今、まったく動けないわけ!?」
ﾁｪﾙﾍﾞｯﾛ「はい。その通りです。」
はいその通りです、じゃねぇよ。
心の中でそう悪態をつきながら現状を確認する。
今私は2つの薬品によって指一本も動かすことができなくなってしまっている。
毒と筋弛緩剤。
そのおかげで、足の筋肉が緩み切ってしまい、自分を支えきれなくなってしまった。
それに例え立つことができたとしても毒でまた倒れてしまうだろう。
「(どうするべきか……。)」
時間が経てば経つほど思考能力も鈍ってくるだろう。
現にだんだん物事を考えられなくなってきた。
いつもならすぐに現状を打開するのに……!!
そのとき、理科の授業で習ったことを思い出した。
一か八かだけど……やるしかない!!
私は、能力を『電撃使い』にして全身の運動神経に電気を流した。
「っ……あ″ぁぁぁぁッ!!」
先ほどの毒とは比べものにならないくらいの痛さが全身を襲う。
そして、私はなんとか自分で歩けるようになった。
一時的に身体能力が回復した私がやることはただ一つ。
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カレン♪(プロフ) - 魅波さん» あつべ…ありがとうございます！イタリア語は機械翻訳なので、合ってるかどうか分からなかったんです…お恥ずかしい… 指摘してくださってありがとうございます！ (2015年2月2日 21時) (
レス) id: c0d34b012e (このIDを非表示/違反報告)
魅波 - とても面白いです♪あと、失礼だと思いますが52話の光猫はガット・ルーチェだと思います。雌ならガッタでテンペスタは嵐です。 (2015年1月4日 21時) (レス) id: a0322d5c7c (このIDを非表示/違反報告)
カレン♪(プロフ) - 夜桜さん» ご指摘ありがとうございます!!頑張りますっ！ (2014年9月27日 0時) (レス) id: f6c1de2f4d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 百欄じゃなくて白蘭ですよー 更新頑張って下さい (2014年9月26日 9時) (レス) id: fc9ea395ed (このIDを非表示/違反報告)
カレン♪(プロフ) - リンさん» ありがとうございます！未来編は頑張って何個か制作中です<(_ _)> (2014年9月10日 21時) (レス) id: c0d34b012e (このIDを非表示/違反報告)
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