一般人の君と俺

合鍵 ページ47

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「え…？」














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合鍵…

どこまでも私の事考えてくれているなぁ。













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「いくぞ」












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帽子を深く被ってサングラス姿になった北山さん。

それでもばんばんとオーラが出ている。












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「仕事は？何時から？」


「9時からなので、全然間に合うと思います…」


「ん、おけ」












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とてもじゃないけど、助手席になんて座れない。

写真なんかでも取られたら、、

北山さんに迷惑掛けるようなことはしたくない。












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「ここ？」


「あ、はい、ありがとうございます」


「また家上がらせてよ」


「いやいや、ほんとに北山さんのおうちに比べたら汚いし狭いですよ」


「はは、そんな焦んなって、まあ仕事までの道気をつけて、また連絡する」


「はい…待ってます」













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サングラス越しに目が合う。

かっこよ過ぎて倒れちゃう。












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「A…？」


「あ、あ、ありがとうございました」













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急いで車を降りる。

ポケットに鍵があることを確認して幸せを噛み締める。

今日は仕事頑張れそう。

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