一般人の君と俺

女の子の日 ページ42

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「どした…？」













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実は女の子の日2日目。

迷惑掛けたくないって思ってるのに情緒が安定してなくて、甘えてしまった。

今だってほら心配掛けてる。













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「お腹いたい…」


「おいおい大丈夫かよっ…薬は？」


「鞄にある…」


「ええっと待てよ…これか」


「北山さん座っていいですか…？」


「そんなもん聞いてねぇで早く座れ」















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急いでお水を入れてきてくれた。

薬を飲んでいる間も私の隣にいてくれて。

背中をさすってくれた。











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「ごめんなさい…」


「なんで謝んだよ、いいよ、なんでも言え、欲しいもんとかあるか？ポカリとか？」


「熱じゃないからポカリは大丈夫だよ…？」


「ああ…そっか。Aの好きなもん…好きなもん…」













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北山さんが眉毛を八の字にして困ってる。

そういえば北山さんに私のこと全然話してないなぁ。














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「ごめん…俺全然Aのこと知らねぇ…」


「ううん…私が話してなかっただけなので…」


「これから知っていけたら嬉しいな…、もっと話してよ、俺に」


「うん…ごめんね」


「だから謝んなって、ほら、横になった方が楽だろ？俺後ろ向いててやるから早く着替えろ」














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北山さんが私に背を向ける。













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「まだですよ…まだ見ちゃダメですよ…」


「わーってるて、はやく」














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スウェットに腕を通す。

北山さんの匂い…

なんだかこの匂いを嗅ぐと落ち着く。














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「着替えました…」


「おん…」













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やっぱり北山さんって身体大きいんだなぁ。

服に着られちゃってる。

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