一般人の君と俺

心配 ki_side ページ41

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「…明日仕事は？」


「……」













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予想外の展開に内心焦る。

でもそんな気持ち読み取られないように必死に平常心を保った。












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「…明日仕事だろ…？」


「……」











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いつまでも袖を掴んで俯いたままなA。

不安なのかなぁ…












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「今日は一緒にいる…？」


「…うん」












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か、可愛い…

急に甘えてくるじゃねぇか…

外でもこんなんじゃねぇだろうなぁ…












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「服は…？俺のでいい？」


「……」


「Aでも着れそうな服探してくるわ」











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立ち上がろうとした手を引っ張る。

ソファーに戻された。












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「A…？」














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いつもと全然違うAに少し戸惑う気持ちと、

素を出してくれていることに嬉しく思う気持ちが交差する。











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「行くか、一緒に」













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Aの手を握って一緒に服が置いてある場所に連れていく。

なんかあったかなぁ…

ライブTシャツ貸すわけにもいかねぇしな…













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「スウェットかなんかでいい？」


「…うん」













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やっぱり俯いたままのA。

さすがに心配になる。












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「どした？なんかあった？」












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ぎゅって手を強く握られた。











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「…いたい」


「ん？」












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声が小さくてよく聞こえない。

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