一般人の君と俺

北山さんのお家 ページ37

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「ほら行くぞ」














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なんて言われて腕を引っ張られて、北山さんの思うがまま。

結局北山さんのお家に着いてしまった。












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「我慢するようにすんね」














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意味深に笑う。

この変態が。














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「おめぇが悪いんだろ。Aが俺に火つけるから」


「つけてません」


「変態にさせてんのはAのせいだ」


「北山さんがただの変態なだけです」













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北山さんがキッチンで何かを作り出す。

それを横でみている私。

何か手伝えるかなぁ。











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「晩飯は？食った？」


「軽くお家で食べました」


「そっか、俺昼から何にも食ってねぇんだよなぁ」












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手際よく何かを作っていく。











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「これ、切ってくんね？」


「分かりました」











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切ってる横で笑ってる北山さん。

手際悪くてすみません。













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「あん時作ってくれた朝ごはんも時間掛かったっしょ？」


「ちょちょいのちょいで作りましたよ？」


「それは嘘でしょ〜っ」














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ふんふんふん。

どうせ料理も出来ない女ですー。













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「こーやってすんだよ」












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北山さんが後ろから私を包み込む。

低身長な私はすっぽり北山さんの中。












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「ちょっ、、」


「何？照れてんの？」


「て、照れてないですっ、、」













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耳元で囁く北山さんの声に胸が高まった。

ばちっと目が合って離さない。












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「………」













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ゆっくりと唇が近づいてくる。

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