確かなこと りゅう5 ページ46
疲れ果ててふたりでリビングの床に寝転がる。
もうちょっと暑くなってきたけど
こんな時マルコタの下に敷いたマットはちょうどええ。
｢シャワー行こ。このままやと寝てまう｣
｢もうちょいこのままでおって｣
甘えモードの忠義はおっきな犬みたいで愛らしい。
さっきまで雄の顔してはったのに。
｢なぁ、いつまでれっくん言うてたん？｣
｢いつまでやろ。幼稚園上がる前くらいまでやないかな｣
｢ほな、さすがに知らんわなぁ｣
見たかったなってボソっと呟いたけど
そん頃忠義はあかんぼやったんやないの？
｢れっくんに会えたらめちゃくちゃ可愛がったるのにな｣
｢今の俺やアカンの？｣
｢やってりゅうんことはこれ以上ないってくらい
甘やかしてるやないの｣
｢まぁ、なぁ｣
いつか会えるかもしれへんけどなぁ。
そんときにはこんな会話したってこと
記憶の欠片も残ってないやろぉけど。
次に生まれ変わるときは
どんなふたりになってんのかなぁ。
きっと何度でもこんなふうに
寄り添って生きてくんやけど。
永遠、はない。
この世で生きてくのには
終わりが必ず来る。
だけど俺たちは巡り廻って
また会えるって決まってる。
なんでやろ。
自信あんねん。
決まってるわけないって笑われるやろぉけど。
俺たちふたりだけやない。
信ちゃんもゆうちんも。
亮ちゃんもヤスも。
もちろんあの人も。
『やっぱ兄弟やねんてぇ』
ニシシって笑った顔、思い出した。
｢何嬉しそうな顔してるん｣
忠義が不思議そうな顔してる。
｢んー。ちょっと後ろ向いて｣
｢なんやの、急に｣
｢ええから｣
ゴロン、と背中向けた忠義の首に
当たり前のようにあるホクロ。
ペロンと舐めたら
うひゃっ
色気のない声上げた。
｢なんやの、もぉ｣
くしゃくしゃな顔で笑う忠義が
愛しくて泣きたくなった。
｢しょっぱ｣
俺も笑う。
｢シャワー浴びよ｣
｢おん。行こ｣
起き上がった忠義に手ぇ引いてもらう。
裸のまんま、また笑いあう。
俺たちは今、生きてる。
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cayochi(プロフ) - kkoyanagiさん» うわぁ！おめでとうございます！楽しんで来てくださいませね。でも無理は禁物！まだ時間ありますから体力蓄えて！今、喉やられてる方多いみたいですね。エイトのパワーもらったら回復早くなるかな？ (2019年7月26日 18時) (
レス) id: c55178e693 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 何とか解放席が当たりました。日曜行ってきます。先週から気管支炎寝込んでいてやっとこ一昨日床上げで体力持つかなぁ心配 (2019年7月26日 18時) (レス) id: 9936377b81 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - みんな大好きオス田(笑)ネコキドとどっちがいいかなぁ、なんて考えてるだけで楽しいですよ〜。ちょっとお待ちくださいね！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: c55178e693 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - ふふふっ、オス田。好物です。 (2019年7月25日 17時) (レス) id: 9936377b81 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» 実は忠義さんの方がポリネシアン度深そうな気がしてるんですよねぇ。ヤキモチ妬いたらいろいろと大変そう(笑)ヤンマーちゃんでこんな感じ・・・ふふふ。できそう(笑)お楽しみにっ (2019年7月25日 10時) (レス) id: a293f198c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cayochi
| 作成日時：2019年3月31日 15時
