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席を外してるだけだと思ったその場所に
30分経ってもヌナは戻ってこなくて
「あのさ、Aヌナどこ行ったか知らない？」
事務の子にそう声をかけると、テヒョンくんAさんの噂知らないの？って………
それは耳を疑うレベルのあほらしい噂
身体中の血が逆流したみたいにかっと熱くなる
ヌナを探しにカフェスペースまで来たら、ちょうど出て来たのはソアさんに
………嫌な、予感がした
扉の向こうに見えたのは
床に座り込んだヌナの後ろ姿
「ソアさん！！」
駆け寄った俺の声にびくっとソアさんの肩が上がる
「ヌナになにしたの？」
「あたしは別になにもっ」
「嘘つき。ヌナの変な噂流してるくせに。」
「テヒョンくんも騙されてるよ。あの子ってね」
「なんで嘘なんかついたのって僕は聞いてるんです。」
うるうると、目の中に涙を溜めて上目遣いで俺を見てくるけど
きっとその本性はあざとくて腹黒い
ばかみたいに単純で純粋なヌナとはまるで正反対だなぁ…、って
「なんであの子ばっかり………」
「僕、女の子には優しくしなさいって言われて育ちました。」
ソアさんの腕を掴んで、ほんの少しだけ力をこめる
「でも今はこの腕の骨。なんとも思わず折れるよ？………出来るけどやらないだけ。………俺の言うことわかりますよね？」
一気に顔を青くしたソアさんがこくんっと首を縦に振ったのを確認して手を離した
こんなことしてもヌナはきっと喜ばないし
きっとヌナは怒るから
言わないでおく
俺に気が付いたヌナはすごい傷ついた顔をして、赤く腫れた手を見せまいと隠して
唇を噛み締めて、何も言わずに視線を落とす
「あたし……テテに優しくしてもらう資格なんかない。」
どうしてそんなこと言うの？
本当の俺は、ヌナが思ってるような優しい男じゃない
息が、苦しい
胸が、苦しい
ヌナが好きすぎて、苦しい
「ヌナが好きだよ。大好き。」
何度好きだと伝えたら、ヌナに届くのかな
ヌナの心の一部分でも、俺の居場所があるなら
たとえ利用されたってヌナだったら本望
ヌナをそっと抱きしめたら
腕の中でちっさく“テテ”って呼んだヌナのほっぺたに涙の筋
流す涙は、俺のせいなのに
俺のために泣いてるって思ったら
嬉しくて切なくて、心の中でごめんねって思った
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
