変な感じ ページ27
久しぶりでごめんなさい
さぼりもあるけど私なりに転校とかして忙しかったんだー＞＜
***
「18ねぇ･･････」
私はとぼとぼと湯屋の長い長い廊下を歩いた。
先程の白澤様の言葉が大分刺さった。まだ私は15なのに。
いや･･････待って。私、最後に誕生日が来てからどれくらい経ったのかな? やばい、憶えてない。
もしかするとこちらの世界でも16歳くらいにはなっているかもしれない。つまり、こちらの世界と現世では流れる時間が違って、私は現世から見ると高速化している状態。私が1時間を数える間に向こうでは3時間の時間が･･････
「あーもう意味わかんないっ!」
頭をかきむしると、隣を通りかかった蛙男がビクッと身を震わせた。申し訳ないけれど今それについて考える余裕はない。
おまけに白澤様にはセクハラされるし。彼は偉い人(?)らしいからあまり強いことは言えないけれど･･････
目の前に人だかりが出来ていた。ぶつかりそうになり、慌てて立ち止まる。その殆どは従業員で、数人の客が肩越しにそれを覗き込んでいた。
何だろう。気になる。
人ごみを掻き分けると、そこに久し振りにミナさんの姿を見かけた。最近部屋でも中々会わなかったから、少し気分が高揚させながらその背中を叩く。
「ミナさん! どうしたんですか?」
私の声を聞いて、何故かミナさんはぎょっとしたような表情をした。中々見ない様子に驚き、身じろぎをする。すると彼女は不自然な笑みを浮かべて私の肩に手を置いた。
「(人1)、クサレ変態の相手して疲れてるだろ。部屋でゆっくり休んで来い」
「･･････クサレ変態?」
「白澤様のことだよ」
無理に背中を押し、出来るだけ人だかりから離される。お客様の悪口をさらっと言ってしまうことに驚きながら、戸惑って立ち止まった。
「見ちゃ駄目なんですか?」
「(人1)は有名人だからね。あんな人だかりの中に入ったらいじり倒されるよ」
「･･････?」
何か怪しい。まるで私にそれを見させたくないような。
と、人だかりの中からきゃあっと黄色い悲鳴が上がった。同時に感心するような低い声が漏れる。きっと中心で何かがあったのだろう。
「気になる! ちょっと見てみますっ」
「あっ、(人1)! 待ちなっ」
ミナさんの制止を振り切って人ごみの中へ入って行った。掻き分けると周りの従業員がぎょっとしたように私を振り返る。口々にハク様の彼女だぞ、と呟いている。
変な雰囲気。居心地悪い。
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美音 - なんだろう…美影さんを内山昂輝さんの声で再生してしまうの… (2022年1月10日 7時) (
レス) @page33 id: c6a6e435a8 (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - 季紀さん» この書いた作品全てを消して悪女が出る作品を書いてください！m(__)m (2018年4月4日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキ(プロフ) - 感動しましたので一度この作品の削除(変換)して夢主とハクが結ばれる作品を書いてくださいませんか？お願いしますm(__)m (2018年3月28日 10時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
季紀(プロフ) - 紫蘭さん» はい、してます！笑 というかばり白澤様です笑 (2017年1月23日 9時) (レス) id: e2d49320a9 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 間違いだったらすみません……。白澤様がどうして『鬼灯の冷徹』の白澤様にしか見えません(´；ω；｀)← もしかしてモデルにしてますか！？ (2017年1月21日 23時) (レス) id: 4fa9a25ace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2014年12月28日 22時
