【中学時代】華也羽×椿×夜久 ページ1
華也羽side
夕方、もう随分気温が下がり寒い季節になり自分達の進路を決める時期になった
周りは受験勉強を始めたり私立校の人達は既に受験を終えた人も中にはいるようだった
だけど、自身は何もしていない
ただなんとなく日にちが過ぎて漠然と過ぎてゆくだけ、勉強なんてしなくてもできる
自分に興味があるのはバレーくらいなのだと改めて無趣味さを感じた
それと同時に魅力がない高校ばっかりでクソつまらない
自分はこれでもバレーボール界では有名みたいで『女帝』なんて呼ばれているみたいだ
バカバカしいしむかつく
自分はただ努力していただけで天才でも何でもないのにそう呼ばれ
勝手に崇め奉って勝利するためだけのチートアイテムかのようなご贔屓で壊れ物を扱うような扱い
高校の先生もそんな風に使うのが目に見えて自分を推薦してきた
馬鹿馬鹿しい、あたしはあんたらの為の道具でも勝利の為の道具でもないから
華也羽「はぁーっ」
長めのため息
高校、どうするかと思いながら床に寝そべり、パンフレットを投げ捨てたせいで床に散らばる
椿「おやおや、またこんな散らかしていけませんよ?」
夜久「寒いのによく外に居れんな」
椿と夜久が屋上に来た
目も向けず上を向いて寝そべったまま
夜久「お前、まだ高校見つかんないって?」
散らばったパンフレットを広いながら夜久はため息混じりに聞いてきた
夜久は音駒高校から推薦がきて決まったと言っていた
華也羽「面白くないしつまんない」
夜久「何がだよ」
隣に椿と一緒に腰を下ろす2人を横目で見ながらまたため息をつく
華也羽「バレー部に魅力を感じない」
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