【SERVAMP×文スト】C3の力でヨコハマに飛ばされた！ (ページ4)

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３・異能無効果ページ4

「城田！」
その場から離れて他のイヴたちを探しに行こうとしたその時。
「良かった、合流できました。」
「御園、リリイ！」
有栖院御園、スノウリリイ。「うずまき」で真昼が話していた「色欲」のコンビだ。
「御園、他の皆のこと知らない？」
「探すにも探せなくてな。日陰から出るときにリリイが蝶になるのを見られるわけにはいかない。」
「それなら大丈夫だ、この街には『異能力』というものがあるらしくて、それで……」
真昼は簡潔に異能力とポートマフィアのこと、そして『強欲』組のことを話した。

「なるほどな。さっきの人影はC3か。」
「これは、大変なことになりましたねぇ。あと分かっていないのは『憂鬱』と『傲慢』、ですか？」
「いくらこんな街でも椿とべルキアを二人だけにさせるのはまずいか。」
４人が他のサーヴァンプについて話している間。太宰も何かを考えている様子だ。
「めんどくせー……お前らも俺に癒されろー。」
クロが太宰の腕の中に入り込んでくる。
「！？」
クロが「うずまき」で見せていた人型になる。
「クロ、お前……。」
「……。」
クロも真昼も驚いた顔で固まってる。
「……。」
太宰自身も相当驚いていた。
「……そういう、ことか。」
しばらくして太宰が納得したように声をあげた。
「吸血鬼の力は私の『異能無効果』が通じるんだね。」