検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:2,627 hit

1・依頼 ページ1

「吸血鬼?」
「うーん、実に胡散臭い話だねぇ。本当にそんなんいるの?」
「詳しいことは知らん。人手が足りないから敦、太宰と行ってこい。」
「は、はい。」
国木田に急かされ、二人は依頼主の待つ一階のカフェ、「うずまき」まで下りて行った。

中には一組しかいなかった。
「武装探偵社の中島敦です!」
「俺は城田真昼です。で、こっちが吸血鬼のクロです。」
「……めんどくせー……わざわざ探偵に頼む必要もねーだろ。」
「くっ、クロ!」
とりあえず二人は席について二人の話を聞くことにした。

「……と、いうことなんです。」
真昼の話によると「C3」という組織があり、その中の一人の力によって全く違う、いわゆる「異世界」であるこの「ヨコハマ」に飛ばされたということらしい。
「元の世界に戻るには全員が出会わなきゃいけないみたいで……なんか同じ側にいなきゃいけないとか言ってたけど……」
「じゃあ、人探しの依頼で良いのかな?」
「まぁ、そんな感じです……。」
「……。依頼は引き受けよう。そして一つだけ忠告をしておこう。」
急に太宰の目線が鋭くなり、真昼は思わず背筋をただす。
「この街にはポートマフィアと言う黒社会の組織があってね。きっと彼らは吸血鬼の力に興味を持つだろう。いつ攻めてくるかもわからない。いざとなれば自分たちで身を守ってほしい。戦闘能力くらい持っているだろう?」
「はい……でも、攻めてくるって……」
「あぁ、そうか。マフィアと探偵社はね、異能力をもつ異能者のいる組織なんだよ。異能にはいろいろな種類があって、傷を治療したり虎に変身したりいろいろだ。」
「もしかして、すごい面倒くさい街に飛ばされてる⁉」
「もしかしなくとも真昼の家以外はどこもめんどくせーよ。」

2・露木→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

植物回路 - 面白いです!全くキャラ崩壊してないのも凄いです!これからも更新頑張って下さいね!! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月見 夜空 | 作成日時:2018年6月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。