こ、怖いよ！ ページ3
｢なあ、今なんか誰かいった？めちゃくちゃ長々と話さなかった？｣
｢気の所為だろ。｣
｢疲れてんじゃない？｣
『ああ、早く兄様を安心させたいな。もう、何も悔やむことはありませんよって！父上のことも、兄様の母上のことも！なんせ、兄様の母上はとっくに兄様を冥界で許しておいでですから。』
｢やっぱり、なんかブツブツ聞こえる･･･｣
｢なんか、寒気はするがよ･･･｣
『そうえば、父上はどうしようもないクズですので、兄様の母上が私の母上と共に、地獄で仲良く｢永久あんこう鍋食狂いの刑｣に処していますよ！いやはや、女性は恐ろしいです。あ、ちなみに、私の母上と兄様の母上はとても仲が良いんですよ？なんせ、父上という共通の敵がいますから！兄様ではなくあなたが呪われろ！』
｢ああ、まぁ、と、とにかく尾形上等兵を見直したって話だよな？｣
｢あ、ああ･･･｣
｢今までは、今は亡き花沢師団長の妾の子ってことで、結構酷いことしちゃったけどよ。これからは、あの2人の恋路を温かく見守ろう！｣
｢｢｢｢｢おう、当たり前だ！｣｣｣｣｣
｢でも、雨宮さんは尾形上等兵にめちゃくちゃ振り回されているよな。｣
｢お互いぞっこんなのは火を見るより明らかだけど、あの甘えん坊上等兵やりすぎだろ。｣
｢任務は必ず雨宮さんと一緒じゃないといやー!!的な。｣
｢まあ、なんかあったら俺たちが雨宮さんの相談に乗ろう。｣
｢｢｢｢｢そうだな！｣｣｣｣｣
そう兵士たちは結論付け、その場をあとにした。
『もうすぐ、兄様のとこへいきますからね！待ってくださいよ愛しの兄様と未来の姉様！』
ビクッ!!
｢ど、どうしたの百之助さん？｣
｢な、なんか今凄い悪寒が背筋に走った。恐ろしいくらい、ポジティブな野郎が放った気がする･･･｣
｢そ、そうなの･･･｣
(ちょっと、何言っているか分からない汗)
しかしAは、面倒なので隣の尾形にてきとうに返事した。
｢なあ、A。怖いから今晩は一緒に寝ようか。｣
｢え？でも、家が･･･｣
Aは軍で唯一の女性ということで、下仕官や将校ではないにも関わらず、兵舎から少し離れた自宅からの通いが許されていた。それはもちろん、兵士たちと大部屋で過ごせば、120パーセント、絶対よからぬ事が起きるからである。
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推し尊い(プロフ) - 尾形ちゃんが可愛いすぎるだろ！椎茸食べれたの偉いぞ尾形ちゃんんん (2021年11月9日 0時) (
レス) id: 83b850b061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ | 作成日時：2019年1月15日 4時
