蛍「女子ネコが五匹♪」 ページ6
蛍「てことでさー。
部活中鈴果さんにめちゃくちゃ怒られたんだよ〜。」
研磨「樹が蛍のプリン食べるのなんていつものことでしょ。
一々追いかけ回してたらキリないよ。」
蛍「そうだけどさぁ……」
鈴果さんに怒られ、ゲームをして、部活は終了。
今は彼氏である研磨と一緒に電車に揺られながら自分が降りる駅を目指している。
蛍「男バレは今日どうだった?」
研磨「別に…いつもと同じ……あ。」
蛍「?」
研磨「……今度の練習試合、リエーフが出ることになった。」
蛍「ええっ!?
リエーフって、まだ試合出れるほど上手いって言えないんじゃ…」
研磨「うん。
サーブもレシーブも下手。
翔陽よりも下手。」
蛍「しょーよー……ああ、GW合宿で研磨が仲良くなった一年の子だっけ?
確か、変な速攻使うっていう。」
研磨「そう。」
蛍「その子よりも下手って…
そもそも、研磨のトスってリエーフ打ったことあんの?」
研磨「…オレが覚えてる限りじゃないと思う。
だから、明日から時間見つけてトス上げろって監督が…めんどくさいのは嫌なのに。」
蛍「研磨セッターだし仕方ないって。
それにしても、テストも近いのによくやるね…(梓乃がめっちゃリエーフから自慢受けてそう…)
あれ?でも、研磨ってリエーフと絡んでるとこあんま見たことないけど?」
研磨「元々オレが自分から絡みに行くタイプじゃないの知ってるでしょ。
入部当初からあんまり話したこともないし。」
蛍「うーん……大変そうだね……
ふぁあ〜……」
研磨「……眠いの?」
蛍「んー…………」
そう返すと研磨はゲームの手を止めてこっちを見て、私の腕を引いて頭が研磨の肩に乗っかるよう動かした。
蛍「研磨?」
研磨「寝てていいよ。
駅に着いたら起こしてあげるから。」
蛍「ん………ありがと…………」
そのまま目を閉じ、意識を沈ませた。
あ、駅に着いた時はちゃんと起こしてもらえたよ!!
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