成宮「女子猫が二十二匹」 ページ23
華也羽side
時を遡ること数時間
朝練時刻前にもどる
華也羽「今日はスパイクと3メンやって(ブツブツ)」
朝練前の自主練習を一旦やめて水道で顔を洗い
また体育館に戻ろうと渡り廊下をふらふら歩く
ほかの部活はまだ来てないようで
男女バレー部の声が聞こえる
みんな集まったのだろう
うるさい声がギャンギャン響いて少し呆れてしまう
華也羽「朝から元気だな」
黒尾「本当にうるさくて参っちゃうよなー」
華也羽「…」
体育館の窓に寄りかかる
にやけ顔のトサカ
殴ってもいいだろうか
黒尾「なに固まってんだよ」
華也羽「別にー朝からうるさいのとあったなーって」
黒尾「うるさいってどこら辺がだよ」
華也羽「頭」
黒尾「おい!」
相手するのが面倒でスタスタ歩く
もちろん向こうもついてくる
黒尾「お前、なんで変人速攻知ってる」
華也羽「さーなんででしょう」
黒尾「お前絶対知ってる口ぶりだったもんな、まさか見に来てたとか?」
華也羽「さー」
変ないい方したからか
知ってる口調だったから怪しまれた
ここは適当に誤魔化しておこう
ま、答え出てるけど
面倒臭いな…
黒尾「あのトスとか言ってる時点でおかしいなーとは思ってたんだけどな、どうなのよ」
華也羽「さぁね」
黒尾「おい結「華也羽さーん!梓乃まだ来ないんですけど!」…お呼びだと」
華也羽「へいへい」
ナイスタイミング結!
後でジュースおごってやろうかな
華也羽「梓乃来ないか…」
結「何時も来る時間に来てないようですし、何も連絡ないんですよね…」
華也羽「そういえばそうだな。何時もあたしの次に早く来るし、連絡もあたしにはないな」
梓乃は休みとか遅刻だったら連絡くれるんだけどな…
それか、夜久が伝えに来る…
華也羽「桧那乃、昨日あの後夜久と一緒に居たか?」
桧那乃「うん。一緒にいたし泊まっていったよ〜そういえば、衛輔君の電話に出なかったみたいだよ〜?」
華也羽「あー遅刻だな」
多分寝坊でアラームセットしてないな
前にも一度夜久居ないのにアラームセットしないで寝て遅刻してきたんだよ
多分それだと思いたい
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