成宮「女子ネコが十六匹ー」 ページ17
成宮side
pururururu…
成宮「よ、トサカ」
黒尾「おい、その呼び方やめろ腹立つ」
成宮「わりーわりーわざとだよー(棒)」
「おい」と向こうからツッコミが返ってきた
ま、無視だけど
さっきはババア(椿)達が居て聞けなかったから
今聞いといた方がいいと思って
嫌だけど電話した
夜久だとうっせーからな
黒尾「で、なんだよ。用がないのに電話しねーだろ」
華也羽「そうだな、用がないのに電話するほど暇じゃねーかな」
黒尾「なら早く要件言えよ」
ガタンゴトンと電車が通る音
今は駅のホームか
話をするまでに研磨が前に言ってた
烏野のセッターのこと
華也羽「この前研磨が言ってた烏野のセッターて9番だったっけ?」
黒尾「ん?あぁ、て俺いったか?」
華也羽「夜久から聞いた」
実は嘘です
そのごみ捨て場の決戦
あたしと椿は見てたから知ってる
変人速攻も
あの驚異的なトス裁き
まさに天才かよ
名前知らないから聞いてみてから貴大に聞こうと思った
だからこいつに聞いた
黒尾「9番でトスワークやらブロックやらスパイクも出来て凄かったぞ、なにせ速攻がすげー」
華也羽「ふーん、もしそれをやろうとしたらあたしに出来ると思う?」
黒尾「いや、わかんねーけどお前ならやりかねねーな(笑)ま、打たずらいとは思うけどな」
確かにあれはあのちびみたいに
完全に信じてないと無理だし
なにせスパイカーが合わせたら無理だしな…
よし、椿で練習するか
華也羽「ま、やってみるか」
黒尾「え、ちょ!」
華也羽「でさ、そのセッターの名前知らない?」
黒尾「名前?いや…知らねー」
華也羽「(ちっ、使えねーな)じゃいーや」
貴大わかるかな…
ま、聞いてみよう
華也羽「わり、切る」
黒尾「おい待てよ、お前もしかしたらあのトスやるつもりだろ」
華也羽「だったらなんだよ」
どうせ黒尾にはトス上げねーし
そもそも試すだけだし
黒尾「やるのは構わねーけどな、無茶だけはすんなよな。倒れられたら困るし」
華也羽「何言ってんの、気持ち悪」
黒尾「うっせーな!お前ならオーバーワーク普通にするから言ってやっただけだかんな!」
何こいつ焦ってんだよ…
黒尾「ともかく大事な時期だからな、無理すんなよ。心配だからな言ってんだから」
プッと一方的に切れた
華也羽「むかつく」
お前に言われると
期待しちゃうだろ…
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