椿「女子ネコが十三匹でしたっけ？」 ページ14
▼椿side
なかなか出ませんね…
夜久「おせーな。て、勝手に来て怒られないか？」
椿「多分大丈夫だとは思いますよ。保証は出来ませんけど」
夜久「ダメだろそれ。まぁ大体は予想がつく」
椿「いつもの事ですからね」
夜久「まーな」
きっと部屋でなにかしているか
何もしてないで部屋にいるのかも知れませんね…
「はい。成宮で…おい」
あ、出てくださいました
ちょっと機嫌悪いみたいです
椿「こんにちわ華也羽さん」
夜久「よっ」
華也羽「こんにちわじゃねーよ、何しに来た帰れ」
椿「勉強会をしようかと思いまして、ちょうど良いですし華也羽さんのお家でとおもいまして」
華也羽「何がちょうどいいだよ、お前ら2人だけじゃないだろどーせ」
椿「はい」
「はー」と華也羽さんは盛大にため息ついて髪の毛をクシャと掴んだ
ところで気にはなっているのですが
椿「華也羽さんのメガネ、お父様のですよね」
華也羽「だからなんだよ。早く上がってこい」
一方的に切られました
黒尾さんが童さんに「好きな子の家知らないとかないな〜」とからかわれてました
「ピーンポーン」「ガチャ」と数秒でドアが開き、不機嫌前回の華也羽さんがいらっしゃる
華也羽「ちっ、トサカがいるのかよ」
黒尾「聞こえてっかんなお前」
華也羽「はー、しかたねーな。ほら入れよ」
綺麗にスリッパが置かれ
一人一人が履いてダイニングに通される
黒尾「お前んちメゾネットなのかよ… 」
華也羽「悪い？」
黒尾「べーつに 」
「適当にかけて」と言われ
ソファーに適当に腰を下ろして一息です
相変わらずあまり生活感が薄いですね
きっと掃除でもなさったのでしょう
あの人は綺麗好きですから
ま、お部屋の方が生活感０ですけど
華也羽「お茶でいい？」
桧那乃「別に良かったのに…」
童「気が効くね〜」
華也羽「いいって、どうせ勉強会目当てじゃないんだろうし？なーばばあ」
おや、バレてました
椿「バレましたか」
華也羽「ばればれ、どうせ暇だからあたしの家にでもとか思ったんだろ」
椿「はい、そうですが」
イイ笑顔で伝えると華也羽さんがまた舌打ちしてソファーに豪快に座りました
華也羽「今回だけだかんな」
ちょっと嫌な顔をして
すぐに許しました
華也羽さんなんだかんだ甘いですよ
ま、そういうところが良いところなのですよね
ーpururururu…pu-pu-
梓乃「どうしよう…繋がらない」
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