黒尾「女子ネコが十二匹」 ページ13
日曜日、同時刻
某所マンション前
夜久「で、これは一体」
桧那乃「どういう事？」
黒尾「俺も知らねー」
童「さーね？」
全員わけがわからずポカーンとしてる
椿ちゃんのぞいて
遡ること1時間前
黒尾「は？今から勉強会？」
椿「はい、なので今からLINEでマップを送りますのでそれ見て来てください」
黒尾「え、ちょ！」
ぷつ、つーつーつー
かなり一方的に切られた
その後すぐにラインで電車の時間票とマップ画像
最後に、「今日は3年5組オンリーですからね」と送られてきた
むちゃくちゃだな…
出したぱのノートとペンを適当にしまってとりあえず着替えて
マップ見ながら電車に乗ってついてみたら夜久と陽葵ちゃんと童と当事者である椿ちゃんがニコニコしていた。
で、冒頭に戻る
椿「さ、行きますよ」
黒尾「あのー椿ちゃん？勉強会ってどこですんの？てか、あの、もう一人忘れてない？」
華也羽のこと忘れてないか？
あいつも3年5組なんだけど
てか、本当に聞きたいんだけど
黒尾「ここ何？」
ホテルのエントランスみたいな中に出た
椿「何っと言われましても、ここはマンションのエントランスホールですよ」
黒尾「はい？」
マンションのエントランスホール？
ガラス張りでいかにもホテルみたいなここが？
黒尾「まじかよ」
椿「では、1度インターホンで呼び出してみますのでロビーでお待ちください」
誰を呼び出すの！？
夜久は何か知ってそうだから声かけようとしたら椿ちゃんが
椿「あれ、部屋の番号何番でしたっけ？」
夜久「おい！」
度忘れしたようで夜久が手伝って
今は3人でロビーで座って待ってる
桧那乃「椿ちゃん怒られなきゃいいね」
童「んーなんとかなるでしょ、いつものことだから」
黒尾「あのー、何なのマジで」
話が全くついていけません
誰か助けろ
桧那乃「え、知らないの？」
童「ここ、華也羽家だよ」
黒尾「は？」
え、今なんて？
「たくよーあいつも可愛いくねーな」
「まーいつもの事っしょ。てかー1人で大丈夫かね」
「あいつの事だ、大丈夫だろ」
童「おーさすが高級マンション。イケメンも住んでるネ」
桧那乃「うん。かっこよかったね」
俺が驚いている最中
いきなりイケメン男性に目を持って行かれる２人
確かにかっこよかったけど
説明してくれよ！！！
椿「女子ネコが十三匹でしたっけ？」→←結｢女子ネコが十一匹！｣
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